[ PRESS RELEASE ] |
2002-0213
平成14年9月11日
富士通株式会社 |
NTSC/PALビデオ信号生成用アナログ回路を搭載
多文字/多色表示可能なOSDCを新発売
当社は、富士通デバイス株式会社(本社:東京都品川区 社長:和田 邦彦)と共同で、AVアンプや据え置きビデオなどの家電機器向けOSDC(オン・スクリーン・ディスプレイ・コントローラ)「MB90050」を開発し、2002年9月11日より販売開始いたします。
本製品は、NTSC(*1)/PAL(*2)方式に準拠し、ビデオ信号生成用のアナログ回路を搭載しております。
現在、AVアンプや据え置きビデオなどの情報を、テレビに表示する際にOSDCが使われておりますが、最近では表示すべき情報量の多様化により、もっと高品位で多彩な表現が可能なOSDCが求められております。このような要求に対応するため、任意のRBG中間色を設定可能なビデオ信号制裁回路を搭載するとともに、高品位多種フォント表示に対応した「MB90050」を開発いたしました。
今回販売開始する新製品の特長は以下のとおりです。
- ビデオ信号生成用アナログ回路および専用パレットレジスタ(*3)を搭載しております。
(ビデオ信号出力にて、任意の16色を表示させることが可能です。)
- フォントROM(512文字種)及びフォントRAM(8文字種)を内蔵しております。
- 横35文字x16行の表示領域および24x32ドットの高品位文字表示が可能です。
これらにより、例えば録画予約画面やグラフィカルな表示のメニュー画面などにおいて、わかりやすい情報画面の構成・表示を行うことが可能となります。
【税別サンプル価格】
900円
【サンプル出荷時期】
2002年9月30日
【販売目標】
20万個/月
【「MB90050」の主な仕様】
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・プロセステクノロジ | : | CMOS 0.5マイクロメートル |
・電源電圧 | : | 4.5V〜5.5V |
・動作周波数 | : | ドットクロック | : 20メガヘルツ(最大) |
カラーバーストクロック | :14.31818メガヘルツ(NTSC) |
| :17.734475メガヘルツ(PAL) |
・メイン画面表示容量 | : | 横35文字×縦16行(最大560文字) |
・文字表示構成 | : | 横24x縦32ドット(最大) |
・文字種類 | : | ROM512文字、RAM8文字 |
・表示色 | : | アナログ16色(任意設定)、デジタル16色(64色より選択) |
・表示制御 | : | 通常・グラフィック文字、影付、拡大、ブリンク、スプライトetc |
・アナログ入出力 | : | コンポジットビデオ入出力、Y/Cビデオ入出力 |
・同期制御 | : | NTSC(*1)/PAL(*2) |
・パッケージ | : | QFP(*4)-48ピン |
【用語説明】
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- *1 NTSC(National Television System Committee):
- 日本や北米などで採用しているTV信号の規格です。
- *2 PAL(Phase Alternation by Line):
- 欧州などで採用されているTV信号の規格です。
- *3 パレットレジスタ:(Pallet Register):
- 色コードに対しての色情報(色彩、濃さ、輝度)を格納するレジスタです。
- *4 QFP(Quad Flat Package):
- 表面実装型パッケージの一種です。
以 上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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