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[ PRESS RELEASE ]
平成14年8月26日
富士通株式会社
NMSコミュニケーションズ社

富士通株式会社とNMSコミュニケーションズ社が共同で
ワイヤレスビデオゲートウェイシステム「GeoServe SDS」を開発

富士通株式会社(代表取締役社長:秋草 直之、本社:東京都千代田区丸の内、以下 富士通)とNMSコミュニケーションズ社(最高経営責任者:ボブ・シェクター、本社:米国マサチューセッツ州フラミンガム、以下 NMS、NASDAQ:NMSS)は、インターネットからIMT-2000プロトコル準拠のモバイル端末へマルチメディアコンテンツを配信するワイヤレスビデオゲートウェイシステム「GeoServe SDS(ジオサーブ エスディーエス)」を共同開発しました。

このゲートウェイシステムは、富士通が、自社のUNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)」にNMSのメディアストリーミングプラットフォーム「Convergence Generation(コンバージェンス・ジェネレーション)」TM (*1)を実装し、アプリケーションソフトウェアを開発することで実現しています。また、ゲートウェイシステムと連携するストリーミングシステムは、富士通が開発したストリーミング配信(*2)ソフトウェアを使用しています。

これらのシステムは、株式会社NTTドコモ様が提供するFOMA映像ストリーミングサービス「Vライブ」(*3)において採用されています。

このゲートウェイシステムは、単にUNIXサーバ上のソフトウェアでプロトコル変換処理を提供するものではなく、専用ボードによるハードウェアでの高速処理を実現したものです。このことより、ゲートウェイシステムの導入がストリーミング配信の即時性を損なうことはありません。

富士通は、自社のサーバシステム開発技術および広域サービス向けネットワーク構築技術と、NMSのモバイル端末に対する標準仕様準拠のビデオ・オーディオ技術を融合することにより、高速、高品質なワイヤレスビデオゲートウェイシステムを短期間で開発し、全国展開レベルのキャリアサービスへ製品提供することに成功しました。

NMSは、富士通と協力することでNMSのプラットフォーム&ソリューション事業におけるアジア市場への早期参入を果たしました。

このゲートウェイシステムを利用することにより、ワイヤレスサービスプロバイダは、ライブまたは蓄積されたマルチメディアコンテンツを同時に複数のモバイル端末へストリーミング配信することが可能です。配信対象となるモバイル端末は、3GPP(*4) の3G-324M仕様(*5)に準拠していることが必要です。配信できるマルチメディアコンテンツは、コンシューマに焦点を当てたものからビジネス志向のものまで広範囲にわたり、ニュース、エンターテインメント、会社情報の配信、ライブのセキュリティモニタリングなどが考えられ、多種多様なモバイル・ソリューションを提供することが可能です。

今後、両社はこのシステムを発展させ、双方向映像配信や多種のコーデックをサポートすることにより、ワイヤレスサービスプロバイダに対して新サービスを提供していく予定です。

【NMSコミュニケーションズ社について】

社名:NMS Communications
本社所在地:米国マサチューセッツ州フラミンガム
代表者:ロバートP.シェクター (Robert P. Schechter)会長兼CEO
設立:1983年
従業員数:約570名
業務内容:通信向けハードウェア、ソフトウェアおよびシステムの設計、製造、販売等
オープンテレコミュニケーション製品対象市場:
  • 企業内テレコムインフラストラクチャ
  • 企業内テレコム応用製品
  • 公衆ネットワーク・テレコムインフラストラクチャ
  • 公衆ネットワーク・テレコム応用製品

【用語解説】

*1:「Convergence Generation」(コンバージェンス・ジェネレーション)TM
IPテレフォニーゲートウェイおよびIPメディアサーバなど、IPベースの通信ソリューション、 サービス、アプリケーション用として開発されたソフトウェアとハードウェアのプラットフォームの製品群であり、拡張性、信頼性、柔軟性、可用性に優れています。
*2:ストリーミング配信
ネットワーク上で音声や映像などのマルチメディアコンテンツを"連続的に"伝送しながら"連続的に"再生する技術。撮影から伝送までをリアルタイムに行うライブ放送とユーザの要求で配信を行うオンデマンド放送があります。一般的に1:多の関係で一方向の放送形態で配信します。
*3: FOMA映像ストリーミングサービス「Vライブ」
ライブ映像およびアーカイブ映像をFOMAやPDAといったモバイル端末へストリーミング配信する広域サービスです。企業内や特定ユーザに限定して高付加価値情報を配信するCUG(Closed User Group)サイトと、PR効果を狙いたい情報を広く配信するオープンサイトがあります。
*4: 3GPP (3rd Generation Partnership Project)
第3世代(3G)移動体通信システムの標準化プロジェクト、および同プロジェクトによる移動体通信システムの標準規格を表します。W-CDMAによるサービスを採用したキャリアは3GPPに準拠し、cdma2000によるサービスを採用したキャリアは、3GPP2に準拠しています。
*5: 3G−324M
3GPP規格で制定されたオーディオビジュアル通信の規格です。

【商標について】

  • 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

以 上

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