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[ PRESS RELEASE ] 2002-0174
平成14年7月15日
富士通株式会社

環境にやさしい、瞬低・停電対策用NAS電池システムの運用を開始

〜最新鋭半導体開発・試作量産拠点「あきる野テクノロジセンター」に導入〜


当社は、環境負荷の少ないNAS電池システムを、瞬低・停電対策用の電力システムとして、半導体開発・試作量産拠点である「あきる野テクノロジセンター」(東京都あきる野市)に導入し、7月15日より運用を開始いたしました。
本システムは、東京電力株式会社殿が独自に開発した安全性の高い新型高密度NAS電池を使用しているものであり、燃焼を伴わず大気汚染物質を全く発生しない、環境負荷の低減に貢献するシステムです。

従来、半導体拠点では、送電線への落雷等に起因する供給電圧の瞬低や停電の影響を回避するため、都市ガスを燃料とするガスタービンによるコ・ジェネレーションシステムなどによる対策を講じてまいりましたが、今回NAS電池を採用することにより、環境にやさしい電力システムが完成いたしました。
本システムを、ガスタービンによるシステムと比較すると、年間排出量でCO2が約14,000トン、また、窒素酸化物(NOx)で約18トンの削減効果が期待できます。

本システムの運用は、電力負荷平準化のため、需要の少ない夜間に電力を蓄えピーク時の昼間に放電し、通常1,000 kW×7時間の平準化運転を可能にするものです。夜間電力の利用により、より一層のCO2の排出抑制に貢献いたします。さらに瞬時電圧低下や停電などの非常時には、3,000 kW(最大13.5秒間)の電力を自動供給する機能を有し、生産設備の安定稼動を可能にします。NAS電池の利用として瞬低・停電対策も取り入れたのは、世界でも初めてです。

当社は、2001年4月より推進を開始した「第3期富士通環境行動計画」において、「すべてをグリーンに」をスローガンに、省エネルギー(地球温暖化)対策を含め、様々な取り組みを進めています。今後も、最新テクノロジとITの積極的な活用により、事業の継続的な繁栄と地球環境への貢献を両立する「環境経営」を実践してまいります。

*NAS電池 について
ナトリウム・硫黄電池。蓄電池の一種で、コンパクトで自己放電もなく、自動車に使われている鉛蓄電池の約3倍の蓄電能力があります。夜間の電力をNAS電池に貯蔵し、昼間使うと電力負荷の平準化に効果があります。

*あきる野テクノロジセンター について
当社電子デバイスグループの「研究型生産拠点」。最先端テクノロジの研究開発と試作量産の両機能を備え、商品化のスピードを大幅に早めるための戦略拠点です。

・ 所在地:東京都あきる野市渕上(フチガミ)50番地
・ 人員数:約2300名
・ 稼働時期:2000年 7月 (商品開発、設計)
2001年 12月 (基礎技術開発、試作量産)
・ 敷地面積:122,000m²
・ 建屋:現在 全4棟

以 上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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