|
[ PRESS RELEASE ] |
2002-0131
平成14年6月5日
富士通株式会社 |
|
日本初!!デジタルカメラ画像補正機能を搭載したExcel/Word専用 OCRソフトウェア「表OCR for ExcelV4.0」「文書OCR for WordV4.0」新発売
当社はこのほど、デジタルカメラ画像補正機能を搭載した、日本語活字OCR (*1)ソフトウェア「表OCR for Excel V4.0」「文書OCR for Word V4.0」を開発し、当社ならびに 富士通ミドルウェア株式会社(代表取締役社長:渡邊 直昭、本社:横浜市)より、6月5日から販売を開始いたします。なお、店頭販売は、7月12日から開始いたします。
このたび、販売を開始する「表OCR for Excel V4.0」「文書OCR for Word V4.0」は、株式会社富士通研究所(代表取締役社長: 藤崎道雄、本社:川崎市)が開発した、デジタルカメラ画像補正 (*2)技術を搭載しております。デジタルカメラで撮影した画像特有のレンズの影響による歪み(樽型歪み)や、斜め上から撮影した場合の歪み(透視歪み)を、平面画像に補正して正確に認識することができます。これにより、デジタルカメラを使用し、辞典や会員名簿などの厚手の本から、より正確に情報を取り込めます。
「表OCR for Excel」は、スキャナから入力した紙原稿から表の罫線・文字・数値・図を読み取り、認識結果をExcelデータに変換するソフトウェアです。
「文書OCR for Word」は、スキャナから入力した紙原稿から表の罫線・文字・数値・図を読み取り、認識結果をWordデータに変換するソフトウェアです。
なお、当商品は、当社と株式会社富士通インフォソフトテクノロジ(代表取締役社長:町支俊貴、本社:静岡市)が、共同で開発しております。
【その他の強化ポイント】
- 1.特殊な文字(外字)の登録
- 外字・JIS第三水準文字・絵文字・業界特有の文字など、通常認識できない文字も登録して認識することができます。登録した文字はワープロソフトなどの、他のソフトウェアでも利用することができます。
- 2.使い方ムービーの搭載
- 「Word・Excelの画面メニュー」「表OCR/文書OCRのヘルプメニュー」「操作ガイド画面」からいつでも使い方ムービーを見ることができます。基本的な操作をムービーより学べるので、初心者の方でも安心してお使いいただけます。
- 3.偏平文字認識
- 申請書によく見られる、横倍角文字や半角漢字などの偏平文字もより正確に認識します。
- 【標準価格】
- 「表OCR for Excel V4.0」 : 1万2,800円(税別)
- 「文書OCR for Word V4.0」 : 1万2,800円(税別)
- 【出荷開始】
- 平成14年7月12日
- 【販売目標】
- 「表OCR for Excel V4.0」「文書OCR for Word V4.0」あわせて 2万5,000本
(販売開始より1年間)
- 【動作環境】
-
OS | : | Microsoft® Windows® XP Professional
Microsoft® Windows® XP Home Edition Microsoft® Windows® Millennium Edition Microsoft® Windows®98 Operating System Microsoft® Windows®95 Operating System Microsoft® Windows®2000 Professional Microsoft® Windows NT® Workstation4.0
|
CPU | : | Intel® Pentium® 166MHz以上(300MHz以上推奨) |
メモリ | : | 64MB以上(128MB以上推奨) |
ハードディスク | : | 100MB以上(標準インストール時) 30MB以上(ムービーをインストールしない場合) |
- (注)書類の読み取りには別途スキャナまたはデジタルカメラが必要です。デジタルカメラを使用する場合は、211万画素以上(334万画素推奨)の機種を使用してください。
- 【必須ソフト】
- 「表OCR for Excel V4.0」 : Microsoft® Excel2002/2000/97
- 「文書OCR for Word V4.0」 : Microsoft® Word2002/2000/98/97
- 【用語と技術説明】
-
- *1 OCR(Optical Character Reader):
- 紙面の文字に光をあて、その反射光線を受けてその文字が何であるかを識別して符号化し、文字認識を行うことです。
- *2デジタルカメラ画像補正技術:
- デジタルカメラで撮影した画像は、スキャナで取り込んだ画像と異なり、撮影条件により画像が歪んだり、レンズの影響で樽型になることがあります。このような画像は認識するときに文字列の行抽出が正常に行われないなどの問題があり、スキャナで取得した画像のように平面にする画像処理技術を開発しました。
補正の種類と解説は以下の通りです。
・樽型歪み補正
レンズの光学的性質に起因する歪曲収差の影響による画像中の歪みを補正して、スキャナで取得した画像のように平面にする画像処理機能です。
・平面透視補正 (特許出願中)
平らな紙面を斜め上から撮影した場合に発生する画像中の歪みを補正して、スキャナで取得した画像のように平面にする画像処理機能です。
・曲面透視補正 (特許出願中)
厚手の本を開いた場合の曲がった紙面を斜め上から撮影した場合に発生する画像中の歪みを補正して、スキャナで取得した画像のように平面にする画像処理機能です。
【商標について】
記載されている会社名、製品名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。
以 上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
|