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[ PRESS RELEASE ] 2002-0138
平成14年6月10日
富士通株式会社

「Interstage」のグローバル化を推進する新会社をドイツに設立

独ソフトラブ社のオブジェクトリポジトリ技術を取得


当社は、Softlab GmbH(以下、独ソフトラブ社)と同社のオブジェクトリポジトリ技術(*1)を取得する契約を5月31日に締結し、取得した技術をもとに、独ミュンヘンに新会社『Fujitsu Enabling Software Technology(富士通 イネーブリング ソフトウェア テクノロジー、以下 EST)』を6月3日に設立いたしました。

当社が取得したオブジェクトリポジトリ技術は、独ソフトラブ社がオブジェクトリポジトリーソフトウェア「ENABLER(イネーブラー)」として開発し、米国、欧州、アジア、アフリカなどにある1,000社以上のお客様にお使いいただいております。

当ソフトウェアは、企業内や企業間を越えた情報統合に要求される、関係情報、構成情報、バージョン情報などをオブジェクトとして、網目状のネットワーク型で管理する機能を提供いたします。加えて、豊富な情報管理機能と数百万のオブジェクトを管理するスケラビリティを持ち、分散されている情報を連携することで、CRMやSCMなどに応用し、ビジネスをダイナミックに加速する戦略的情報統合を実現いたします。

今後、ESTは、オブジェクトリポジトリソフトウェア「ENABLER」の開発を継続し、様々なビジネス分野への適用範囲を拡大してまいります。さらに、これまでの稼動実績を活かし、ドイツを中心に標準化活動に積極的に参加し貢献してまいります。

当社は、Webサービス、SOAP、XML、ebXMLなどの最新技術を採用している、コラボラティブビジネスインテグレーション「Interstage(インターステージ)」(*2)に、グローバルに稼動実績のあるオブジェクトリポジトリ技術を中核に加え、「Interstage」のグローバル化を推進してまいります。

【用語説明】

*1:オブジェクトリポジトリ技術
データをオブジェクトとして関連させて扱うデータベース管理システムに関連する技術です。

*2:Interstage
富士通が開発したソフトウェア製品であり、インターネット上のさまざまなビジネスをコラボレーションする相互連携の場「コラボラティブビジネスインテグレーション」を提供します。

【Fujitsu Enabling Software Technologyについて】

社名 : Fujitsu Enabling Software Technology
本社所在地 : ドイツ ミュンヘン
業務開始予定日 : 平成14年6月3日
出資比率 : 富士通株式会社 100%
業務概要 : ENABLER(TM)をコアとしたコンテンツ管理システムの開発を行います。

【Softlab GmbHについて】

独ソフトラブ社は、ドイツBMW100%出資の企業で、オープンでかつスケーラブルなリポジトリであるENABLER(TM)を開発・販売しています。さまざまな業務のコンテンツをENABLERで管理する、e-commerce時代に求められる知識管理・文書管理のソリューションを提供しています。欧州においてはIT系企業の上位10位内にランキングされ、金融、保険、製造、通信分野において有力なお客様への実績があります。

社名 : Softlab GmbH
本社所在地 : 独 バイエルン州 ミュンヘン
代表取締役社長 : Peter Broicher
売上 : 約220億円(2000年度)
従業員数 : 約1,500人
業務概要 : ITコンサルティング、システムインテグレーション

【商標について】

●記載されている会社名、製品名については、各社の商標または登録商標です。

以 上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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