株式取得に至った経緯および趣旨
富士通シンターは、富士通グループの部品製造会社として、プリンタや磁気装置などコンピュータ関連機器、光関連機器の精密部品、精密金型などの製造を手掛けてまいりました。特に「金属粉末の焼結技術」、「超硬合金とサブミクロンの超精密加工技術」など高い技術を有しております。
駿河精機は、これら高い技術を保有する富士通シンターを子会社化することで、駿河精機グループの精密加工技術を活かした精密金型部品、光関連機器、自動化支援機器などの事業において、開発スピードの加速化および技術レベルの高度化を図ることが可能と判断いたしました。
一方、富士通は、構造改革の一環として、プラットフォーム分野において、投資効率を高め市場競争力の向上を図るため、精密部品事業のアウトソーシングを検討し、富士通シンターが保有する技術を最大限に活用できるパートナーとの連携を模索してまいりました。
この結果、両社の意向が合致し、駿河精機が株式取得することとなりました。
なお、富士通シンターは、平成14年5月31日より新社名「いわきファインテクノロジー株式会社」に商号変更いたします。今後も、富士通グループとの取引を継続し、技術力および生産能力など向上を目指してまいります。