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[ PRESS RELEASE ] |
2002-0117
平成14年5月22日
富士通株式会社 |
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グローバルサーバのソフトウェアを一新し
ブロードバンド・インターネットへの対応を強化
〜 「PRIMEFORCE」も一新し、販売開始 〜
当社は、グローバルサーバ「GSシリーズ」、および「PRIMEFORCE(プライムフォース)」向けに、ブロードバンド・インターネットを活用し、新ビジネスに迅速に対応する企業情報システムの構築に最適なソフトウェアパッケージ「Global System Software 21 internet extension(GSS21i)」の販売を、5月22日より開始いたします。
あわせて、マルチサーバ「PRIMEFORCE」においても、GigabitEthernetを標準搭載するなどブロードバンド・インターネットへの対応を強化、ラインアップを一新し、合計15モデルの販売を開始いたします。
今回、販売を開始するソフトウェアパッケージ「Global System Software 21 internet extension(GSS21i)」では、インターネット業務を構築するための基盤ソフトウェア「INTERSTAGE(インターステージ)」を標準提供いたします。加えて、以下の5つのポイントにおいて機能強化を行いました。
- インターネット対応業務の構築促進
J2EE (*1)Connector Architectureを標準インタフェースに採用することで、これまでお使いのデータベースの活用と、インターネット環境でのリアルタイムな帳票出力の実現などにより、業務のWeb化を一層容易にします。
- 業務開発の効率化
UNIXサーバやIAサーバと共通のCOBOL開発環境をさらに強化し、提供することにより、効率的な業務開発を実現します。
- 企業間取引、業務統合の推進
Webサービス、SOAP (*2)、XML (*3)、ebXML (*4)等の最新技術を採用した、企業取引、業務(プロセス)統合を実現し、ビジネス拡大に必要となる多様なシステム取引形態に対応します。
- マルチサーバ融合システムの実現
Linuxシステムとの融合を実現するとともに、サーバ間データ連携機能を強化し、UNIXサーバ/IAサーバを活用した業務の構築を更に容易にします。
- さらなる高性能・高信頼システムの実現
OS、データベースを中心にスケーラビリティと連続運転対応機能をさらに強化し、システムの大規模化、オンラインサービス時間の延長などに柔軟に対応します。
あわせて提供を開始する新筐体を採用した「PRIMEFORCE」15モデルは、GigabitEthernet(1000Base-T)を標準で搭載しブロードバンド・インターネット環境への対応を強化いたしました。また、従来は8台だったUNIXサーバやIAサーバの搭載台数を最大11台に拡大したほか、新しい内蔵磁気ディスクを採用し設置面積を従来の半分に削減いたしました。
今日、企業の情報システムにおいては、急激に変化するビジネス環境への素早い対応や、企業経営のさらなる効率化を実現するため、ブロードバンド・インターネットを基盤とした、Webアプリケーションによる業務構築や企業内/企業間におけるシステム連携が急務となっています。
当社は、この様な企業の情報システムの要件を実現するため、高性能かつ高信頼なグローバルサーバ「GSシリーズ」を中核とし、UNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)」および、IAサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」を融合した『マルチサーバ形態』での企業情報システムの構築を推奨しております。この『マルチサーバ形態』のシステムを一台で構築できるのが「PRIMEFORCE」です。
- 【出荷時期】
- 2002年7月末
- 【月額レンタル価格(税別)】
- 「Global System Software 21 internet extension(GSS21i)」
- PRIMEFORCE用
「OSIV/MSP GSS21i/PRIMEFORCE Standard Edition」 | : | 148万2千円より |
「OSIV/XSP GSS21i/PRIMEFORCE Standard Edition」 | : | 52万4千円より |
- GSシリーズ用
「OSIV/MSP GSS21i Standard Edition」 | : | 161万7千円より |
「OSIV/XSP GSS21i Standard Edition」 | : | 50万9千円より |
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「PRIMEFORCE」 | : | 54万5千円より(内蔵ディスクモデル、外付けディスクモデル共に) |
- 【販売目標】
- 今後3年間で2000台(グローバルサーバ全体、クラスタ数)
- 【用語説明】
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- *1 : J2EE(Java2 Enterprise Edition) :
- 米国Sun Microsystems,Inc.が提唱したJavaによる分散アプリケーション向けのコンポーネントアーキテクチャおよび規約であり、Java コンポーネント開発の標準仕様。
- *2 : SOAP (Simple Object Access Protocol)
- XMLとHTTPなどをベースとした、他のコンピュータにあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコル(通信規約)。
- *3 : XML (eXtensible Markup Language)
- Web関連技術の標準化団体であるW3C(World Wide Web Consortium)において標準化された拡張可能なマーク付け言語であり、ブロードバンド時代の情報流通とIT統合の基盤技術のひとつ。
- *4 : ebXML(electronic business XML)
- 世界規模での企業間電子商取引に使われる標準技術の策定を目的として、XMLのビジネス利用に関する標準仕様を定義する団体。また、同団体によって規定される技術標準。
【商標について】
- 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以 上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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