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[ PRESS RELEASE ] 2002-0080
平成14年4月8日
富士通株式会社

国内初、システムインテグレーションでCMMレベル4評価

〜 高品質を追求した開発プロセスの継続的改善の成果 〜



富士通株式会社(社長 : 秋草直之、本社 : 川崎市中原区)は、本年3月29日、防衛庁IT関連システムのインテグレーション受託部門(特機システム本部)において、CMM(*1)のレベル4評価を得ました。当社は今年2月に、社会基盤を支える官庁・公共システム部門において既にCMMのレベル3の評価を得て おりますが、システムインテグレーション部門で4以上の評価を得たのは、国内で初めてのことです。

当社の品質改善に対する取組みは、以前から世界的にも非常に高い評価を受けてきました。例えば、当社のシステム開発標準体系「SDEM(*2)」は、現在ではソフトウェア開発における作業の国際標準(SLCP(*3))のベースともなっています。当社の品質に対するこだわりが、常に一歩進んだ開発プロセスを確立し、全社挙げての継続的な改善・革新活動「Qfinity(*4)」の原動力になってきたことは言うまでもありません。そして今回、当社の品質改善に対する取組みはCMMにおいても高い評価を得ました。

当社は品質改善をサポートするための様々なツール類(統合プロジェクト管理機能「ProjectWEB(*5)」やノウハウ再利用環境/ベストプラクティス選択環境「SOLUTIONBANK(*6)」など)を独自開発しており、パートナーを含む当社グループ全体の有機的な連携のために積極活用しています。
また、当社は国内ではまだ十数名規模のCMMリードアセッサ(*7)の育成にも力を入れており、この春2名の登録を予定しています。CMMリードアセッサは今後も増員し、グループ全体の指導を推進してまいります。

当社のこうした取組みが、より一層の品質の向上を生み、ひいては社会への貢献に寄与できるものと確信しております。


【注釈】

*1) CMM (Capability Maturity Model for Software) :
ソフトウェア開発のプロセスを見直し、組織としてのソフトウェア開発力を評価・改善する手段の一つで、米国カーネギーメロン大学のソフトウェアエンジニアリング研究所 (Software Engineering Institute / SEI)が1991年に開発したもの。現行バージョンは1993年に改定され、民間、公共問わず米国を中心に多くの実績がある。
*2) SDEM (Solution-oriented system Development Engineering Methodology) :
富士通のシステム開発における企画、開発、運用・保守の標準プロセス体系。
*3) SLCP (ISO/IEC 12207 : Software Life Cycle Processes) :
ソフトウェアライフサイクルプロセスの略。
SLCPはISOが定めた作業標準で、開発・運用・保守など、ソフトウェア開発の流れに沿った作業を特定ベンダに偏ることなく詳細に規定した国際標準。
*4) Qfinity :
ソフトウェアの製品のみならず、全製品とサービスについて、顧客との高い信頼関係を築き「FUJITSUブランド」を高めていく全社的活動。「Qfinity」とは「Quality」と「Infinity」を合体させた造語で、「無限にQuality」を追求していくという意味が込められている。
*5) ProjectWEB :
ウェブを用いてプロジェクト情報共有/管理等を行うための当社独自システム。
*6) SOLUTIONBANK :
ノウハウやベストプラクティスなどのナレッジベースを検索・再利用できる当社独自システム。
*7) CMMリードアセッサ :
CMMに照らして組織の開発プロセスの成熟度を評価する資格を持つ人。米国カーネギーメロン大学のソフトウェアエンジニアリング研究所(SEI)が認定する。

【商標】

英文略称などの固有名詞は、当社または各団体の登録商標または商標です。
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CMMレベルの位置付けCMMレベルの位置付け
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以 上

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