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UMLとC言語をベースとしたシステムLSI設計手法を開発設計期間(仕様設計からRTL設計まで)を1/3に短縮富士通株式会社と株式会社富士通研究所(川崎市、社長:藤崎 道雄)は共同で、
UML(*1)とC言語(*2)(C/C++/SystemC*3)をベースとしたシステムLSI設計手法を開発いたしました。この手法の中で、システムLSIの仕様設計からRTL設計(*4)までの上流設計における開発プロセスを明確に定義することができ、設計効率が改善されることにより従来の設計手法と比べて上流工程の設計期間を約1/3に短縮することが可能となりました。 近年、システムの大規模、高機能化や、セット機器の開発サイクル短期化に対応するために、システムLSIの開発期間の短縮が重要な課題となっております。本設計手法
は、システムLSIの設計期間短縮における大きなブレークスルーになると考えております。 本設計手法では、オブジェクト指向(*5)の開発プロセスを取り入れて、仕様設計からRTL設計にいたる上流工程開発プロセスを一貫して定義し体系付けることにより、従来、試行錯誤で行っていた作業工程や手順の明確化を可能にしました。さらに、システム構造や性能を解析できるため、仕様設計の段階で、最適なアーキテクチャ(バス構成やハードウェア、ソフトウェアの配分等)が得られ、後戻りのない設計工程が確立いたします。
設計言語として、既に標準化が進んでいる SystemCを、また、インタフェース記述
言語には、2002年1月に発表したCWL(*6)を採用しております。 当社は、本設計手法を取り入れたシステムLSIの開発を既に進めており、2002年
末までには最初の製品出荷を行う予定です。
本設計手法専用の教育プログラムを開発し、社内のシステムLSI設計者を対象に、2002年5月より教育を開始する予定です。今後、さらにシステムLSI設計の効率化を図るため、本設計手法とプラットフォームベース設計手法を組み合わせた設計手法を開発してまいります。
以 上 プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
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