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[ PRESS RELEASE ] |
2002-0051
平成14年 3月1日
富士通株式会社 |
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ファンクラブサービスをWebサービスで提供、
XML技術を活用した共同実験を開始
富士通株式会社は、音楽業界でのファンクラブサービスをターゲットに、XML技術をベースとしたWebサービスの構築/運用実験を、 NTT情報流通プラットフォーム研究所と共同で2月から開始いたしました。
この実験により、Webサービスの構築、運用上の技術的な課題を検証し、実際にお客様に利用していただくことで、Webサービスの構築技術と運用技術の蓄積を図ります。
両社は、本実験が、今後のWebサービスの実用化のために大きく貢献するものと期待しています。
ブロードバンド・インターネットの普及にともない、今後ますます多くの企業や個人が、インターネットを経由してさまざまなサービスを利用するようになります。そこで重要となるのがWebサービスの考え方です。
Webサービスとは、これまで多くのホームページに散在していたさまざまなサービスを、XML技術を用いた標準インタフェースで実装し、自動的に個人の希望にあったサービスを提供できるようにする技術です。
サービスの提供者は、自分のサービスをWebサービスの形式で実装しておくだけで、幅広く自分のサービスを利用してもらえるようになり、市場を拡大することができます。
またサービスの利用者は、各種サービスを取り揃えたサイトを介して、既存の業種や系列を超えた多様なサービスが、より付加価値の高い形で連携して利用できるようになります。
今回おこなう共同実験の概要は以下のとおりです。
【実験の目的】
XML技術をベースとしたWebサービスの構築および運用における、技術的な課題を検証し、同時に構築技術、運用技術の蓄積を行うことを目的とします。
【実験期間】
本年 2月から 9月末まで(予定)
【実験の内容】
実験では、音楽業界におけるアーティストの各種ファンクラブサービスをWebサービスとして構築します。それらをファンクラブのホームページを通じて、実際のファンのみなさまに利用していただき、運用時の技術的な課題も検証します。
また、各Webサービスの連携部分には、NTT情報流通プラットフォーム研究所が開発したソフトウェア「eCo-Flow (*1)」を使用し、その有効性を検証します。
実験にてご利用いただけるおもなサービスは次のとおりです。
- 会員管理サービス
- グッズ販売サービス
- 楽譜販売サービス
- 動画・音声送信サービス
【期待される効果】
- (1)Webサービスの実用化の促進
- XML技術をベースとしたWebサービスの構築および運用における、技術的な課題を検証、解決することにより、Webサービスの実用化を促進します。
- (2)インターネットを活用した新しいビジネスの創造
- 事業会社、ベンダー、サービス提供者にとって、Webサービスの具体的な構築事例となり、インターネット上の新しいビジネスモデルの創造につながることが期待されます。
【注釈】
- *1:eCo-Flow
- NTT情報流通プラットフォーム研究所にて開発された、サービス連携プラットフォーム。スクリプトの記述により、Webサービスが連携するアプリケーションを作成することができます。
システムイメージ図
(クリックすると拡大表示されます)
以 上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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