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LAMP法のための専用プライマー設計支援ソフトウェアを開発〜インターネットを活用した設計支援、試薬販売等のビジネスを展開〜
栄研化学株式会社(社長:黒住 忠夫、本社:東京都文京区)と富士通株式会社(社長:秋草 直之、本社:東京都千代田区)は、栄研化学が開発した画期的な遺伝子増幅技術であるLAMP法(*1)のための専用プライマー(*2)設計支援ソフトウェアを開発いたしました。
両社は昨年1月に遺伝子増幅技術分野で提携し、パソコンからの利用が可能なLAMP法専用プライマー設計支援ソフトウェアの開発に共同で取り組んで参りました。その結果、従来難しかったLAMP法のプライマー配列設計を可能にするソフトウェアを開発し、LAMP法に適した増幅率と増幅時間をもつプライマー候補を出力できるようになりました。
そこで、両社は、多くの研究者に新しい遺伝子増幅技術であるLAMP法をご利用いただけるよう、富士通が運営するポータルサイトNetLaboratory(*3)のサービスの一つとして、本LAMP法専用プライマー設計支援ソフトウェアをコアとするWebサービスを本年5月ごろから開始することになりました。このサービスには、LAMP法専用プライマー設計支援(富士通)、LAMP法のためのDNA増幅試薬キット販売(栄研化学)などのメニューがあり、プライマーの合成受注(株式会社サワディーテクノロジー (*4))や、LAMP法によるDNA増幅の効果を検出する濁度測定装置販売(テラメックス株式会社(*5))なども加える予定です。
遺伝子増幅は、遺伝子に関連した研究実験や遺伝子診断に不可欠の技術であり、栄研化学は、平成11年11月に、LAMP法を発表しました。この新しい遺伝子増幅法は、現在最も普及しているPCR法(*6)に比べ、特異性が高く、かつ100倍以上の増幅効率が得られ、さらに複雑な温度管理も不要なため、装置や手順が簡単であるなどのメリットがあり、多数の医療関係者やバイオ関連企業、国内外の研究機関から注目されております。
今後も、両社は、栄研化学のバイオ技術と富士通の情報技術との相乗効果が得られるよう、相互にメリットのあるテーマについて、連携を進めていく予定です。
【用語解説】
以 上 プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
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