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[ PRESS RELEASE ] 平成13年12月6日
富士通株式会社
株式会社ジー・サーチ

コンテンツを軸にネットワークを利用したビジネスを支援

〜 ネットビジネスを支援するサービス「ValueContents」販売開始 〜

富士通株式会社(以下 富士通)と株式会社ジー・サーチ(以下 ジー・サーチ、本社:東京都港区、代表取締役社長:森田 雅夫)はこのほど、コンテンツを軸にネットビジネスを支援するサービス「ValueContents(バリューコンテンツ)」を開発し、12月6日より販売を開始いたします。

本サービスは、コンテンツを保有する企業向けの「ValueContents/Stage(バリューコンテンツ/ステージ)」と、コンテンツを利用する企業向けの「ValueContents/Suite(バリューコンテンツ/スイート)」からなります。
「ValueContents/Stage」は、コンテンツを持つ企業がネットビジネスに参入する際に、コンテンツ制作から販売、ユーザサポートまでビジネスに必要なすべての要素を、アウトソーシングで提供するサービスです。お客様は、本サービスを利用することで、コンテンツの販売ビジネスを短期間に立ち上げることができます。加えて、ビジネスに伴う設備投資と運用コストを削減することができます。
「ValueContents/Suite」は、インターネットビジネスやイントラネットでコンテンツの活用を考えるお客様に、必要なコンテンツをカスタマイズして提供するサービスです。お客様はコンテンツの検索を行わなくとも、常に最新のコンテンツが利用できます。

「ValueContents」は、富士通のブロードバンドインフラ「B-FENICS(B-フェニックス)」(*1)やブロードバンドアウトソーシングサービス「B-IDC」(*2)などのサービスインフラを利用して提供いたします。また、インターネットに存在する億単位の情報ソースからWebページを自動収集、分類、分析・加工する知的情報収集技術や、画像とテキストが混在するWebページ、デジタル画像、デジタル映像を効率良く検索するクロスメディア検索技術など、富士通の最新技術を適用しています。
なお、これらの最新技術は、知的情報収集サービス「TerraCrawler(テラクローラ)」、クロスメディア検索サービス「MIRADOR-Search(ミアドール-サーチ)」として、富士通およびジー・サーチより販売いたします。

富士通は、「TerraCrawler」「MIRADOR-Search」などからなるサービスインフラにより「ValueContents」を支え、富士通グループ全体のコンテンツビジネスへの取り組みを推進します。

ジー・サーチは、国内/海外合わせて970種類のデータベースを提供する国内最大規模のデータベース事業を展開してきております。今回の新サービス提供で、情報提供サービス事業のより一層の拡大を目指します。

富士通とジー・サーチは、今回販売を開始するサービスにより、企業のネットビジネスをコンテンツの提供から利用、販売に至るまで支援し、3年間で100億円の売り上げを目指します。

【「ValueContents/Stage」の特長】
  1. コンテンツ・ビジネスに必要な要素をすべて揃えたアウトソーシングサービス
    コンテンツ制作から販売、ユーザサポートまでビジネスに必要なすべての要素を、アウトソーシングで提供します。これにより、短期間でビジネスを立ち上げることができます。
    具体的には、以下の要素を提供します。
    • ブロードバンド・インターネットやモバイルなどの配信環境に合わせたコンテンツの編集と加工
    • 著作権保護を目的とした電子透かしの埋め込み技術
    • 暗号化技術
    • 新しい画像検索技術「MIRADOR-Search」を利用したユーザインタフェース
    • ユーザ管理、認証、課金システム
    • エンドユーザからのお問合せに対応するコンタクトセンタの運用


  2. ストリーミングやモバイルに対応
    Windows Media Technology、Real Audio、Real Videoなどの代表的な動画像ストリーミング方式に対応しています。また、モバイル向けにはiモード、EZweb、J-スカイの携帯電話向けサービスにも対応しています。

  3. ジー・サーチと富士通のコンテンツ販売網
    @niftyをはじめとする大手ISPとの接続ゲートウェイ機能を用意しており、国内合計1,500万人のISP会員に向けてビジネスを展開できます。また、「B-Front(B-フロント)」(*3)、VPO(*4)を始めとする各種企業向けASPサービスと連携したコンテンツビジネスも展開できます。

【「ValueContents/Suite」の特長】
  1. コンテンツの利用形態に合わせて、2つのサービスを提供。
    • インターネットビジネス向け
      eマーケットプレイスやeコマースなどのインターネットビジネスを展開している企業と、グループウェアやSFAなどを展開しているASP事業者およびISP事業者向けに、企業情報、ニュース、マーケティング情報などの豊富なコンテンツをまとめて提供するサービスです。これにより、インターネットビジネスを行う企業は、各コンテンツホルダと個々に契約する手間と時間を省くことができるため、インターネットビジネスを短期間かつ容易に立ち上げることができます。また、ASP事業者は、より付加価値の高いASPサービスを提供することができます。 本サービスの第1弾として、コンシューマビジネス向けと、ISP向けのサービスを提供します。

    • イントラネット向け
      企業情報、特許情報、新製品ニュースなど、企業活動に必要なコンテンツを提供するサービスです。利用者のニーズにあわせたカスタマイズが可能です。企業内のナレッジシステムと連携し、社内システムの利便性を高めることができます。さらに、企業内部門向けの専用ポータルサイトも提供いたします。これにより、必要となるコンテンツをワンストップで利用できるため、部門内の情報格差が解消されます。
      本サービスの第1弾として、知的財産管理部門向けのサービスを提供します。今後、企業内の各部門向けサービスを順次提供します。

  2. 検索せずに最新のコンテンツの利用が可能
    お客様があらかじめ条件を設定するだけで、常に最新の情報をピックアップすることができます。

  3. 豊富なコンテンツ
    ビジネス系、科学技術系を中心に国内最大級の豊富なコンテンツ(国内約170、海外約800種類)の中から、お客様のニーズに合わせて自由にコンテンツを選ぶことができます。

  4. 付加価値の高いコンテンツの提供
    インターネット上のコンテンツを知的に収集する最新技術により分類・整理されたコンテンツと、ジー・サーチが保有するコンテンツとを組み合わせることができます。これによりコンテンツの付加価値が更に高まります。

  5. コンテンツの自由なカスタマイズ
    コンテンツのカスタマイズ環境を提供します。選択したコンテンツを企業の利用方法に応じて自由にカスタマイズできます。

  6. 利用者側のIDとパスワードによるコンテンツの直接利用が可能
    ネットビジネスサイトにて利用者に発行したID・パスワードや、企業イントラネットでお使いのID・パスワードで、直接コンテンツを利用できます。

【「TerraCrawler」の特長】
  1. 知的クローラによる情報収集
    インターネット上の膨大なコンテンツの中から優良コンテンツを知的に自動判断し優先的に収集します。

  2. 自動分類
    収集したコンテンツは業種、地域、利用目的などで柔軟に自動分類します。分類した情報を使ってキーワード検索やディレクトリ検索などのサービスをご提供します。

  3. 豊富なランキング情報
    キーワードによるランキングに加えて、リンク関係や更新頻度などの情報を使ってランキングする事により、目的の情報を素早く探し出すことができます。

【「MIRADOR-Search」の特長】
  1. クロスメデイア検索
    キーワードやテキストによる意味的な検索と画像による視覚的な検索を組み合わせて検索ができます。

  2. 画像の特徴抽出
    画像の色や形が似たもの同士を2次元空間、3次元空間に自動的に分類配置します。似たもの同士が近くに配置されるので、欲しい情報を目で確認しながら見つけだすことができます。

  3. 手軽な導入
    アウトソーシング型のサービスとして提供します。これにより短期間で本技術を適用できます。
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【税別価格と提供時期】
「ValueContents/Suite」
インターネットビジネス向け
「ValueContents/Suite for コンシューマビジネス」
:月額7万円から、平成13年12月6日より
「ValueContents/Suite for ISP」
:月額10万円+従量料金、平成13年12月6日より
イントラネット向け
「ValueContents/Suite for 知財部」
:年額3千円+従量料金、平成13年12月6日より
「ValueContents/Stage」
:個別見積、平成13年12月6日より
「TerraCrawler」
:月額15万円から、平成13年12月6日より
「MIRADOR-Search」
:月額30万円から、平成13年12月6日より

【販売目標】
今後3年間で、両社合わせて、100億円の売り上げを目指します。

【ジー・サーチについて】
会社名株式会社ジー・サーチ
設立1991年1月17日
本社東京都港区海岸3丁目9番15号(LOOP-Xビル)
TEL 03(5442)4390 (代表)
FAX 03(5442)4391
URL http://www.g-search.or.jp/
資本金4億8千万円
株主富士通株式会社、富士通エフ・アイ・ピー株式会社
代表取締役社長森田 雅夫
従業員156名
事業内容データベースサービスの企画、構築ならびに販売
データベースに関するソフトウェア設計、開発
データベースシステムの運用受託
データベースに関する出版、教育、コンサルティング
インターネットに関するサービスの企画、構築ならびに販売
インターネットによるソフトウェア及び各種商品販売

【用語説明】
*1:B-FENICS
ブロードバンドネットワークインフラです。総容量20Gbps以上という国内トップレベルの広帯域バックボーンを有しています。
*2:B-IDC
富士通のブロードバンド・インターネットに対応するアウトソーシングサービスです。お客様にかわってインターネット環境を運用するIDCサービス、ストリームコンテンツの配信をおこなう「Fstream」、携帯電話をはじめとするモバイル向けソリューション「Fmobile」などからなります。
*3:B-Front
インターネットを利用して業務支援と福利厚生サービスを行う、従業員向けポータルサイトの構築/運営サービスです。
*4:VPO
Virtual Private Office、企業内あるいは企業間にて、業務情報や技術情報などの共有や、電子データの交換などイントラネット/エクストラネットを実現するネットワークサービスです。

【商標について】
製品名等の固有名詞は、各社の登録商標もしくは商標です。

【添付資料】
  • ValueContentsの全体概要

    クリックすると拡大表示されます

以 上

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