アルカテル・富士通が中国でエンド・ツー・エンドの
3Gネットワークとアプリケーションのライブデモを実施
パリ/東京、2001年11月20日。アルカテル(本社;フランス、会長兼CEO;セルジュ・チュリュク)と富士通株式会社(以下、富士通)は、第三世代の移動通信システムにおける相互協力に基づき、W-CDMA方式の3GPP 99標準仕様に準拠した3G/UMTSシステムのエンド・ツー・エンドのライブデモを実施しました。
ライブデモは、通信国際展示会「PT Wireless & Networks Comm China 2001(2001年10月 中国北京市)」にて実施し、実際のアプリケーションを用いて音声とデータ・映像の高速通信を実演いたしました。
ライブデモは、音声通信の質の良さを強調し、エボリウム社製の3Gインフラが、データと映像の高速通信(360Kbps)を実現することを示しました。Webブラウジング、オンラインインフォメーション接続、ビデオのストリーミングとダウンロードの他、上海に設置したカメラからの映像を生で放映しました。また、富士通が開発し、日本国内で使用されているモバイルアプリケーション(モバイルチケット予約等)のデモも実施いたしました。
ライブデモの環境は、北京市の展示会場に設置したエボリウム社製の基地局(Node B)と、中国上海市に構築したエボリウム社製の基地局制御装置(RNC)及びアルカテル製コアネットワークとをE1 Lineで接続しました(北京‐上海間 約1,200km)。(エボリウム社は、アルカテルと富士通の合弁会社であり、2G及び3G/UMTSの移動通信インフラ機器の製品計画、開発を行っております)。この3G/UMTSのシステムは、回線方式の音声通信だけでなく、パケット方式のデータと映像の高速通信を実現するものです。両社のアプリケーションの実演には、富士通製の3G端末"icTerm"が用いられました。
- 富士通株式会社 取締役(ネットワーク事業本部長)武市博明のコメント
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「富士通、アルカテル及びSBAMC(アルカテルと上海ベルとの合弁会社)、3社の資源と能力を合わせ、私達は、強力なエンド・ツー・エンドの3Gソリューションを築き上げ、すばらしい潜在能力を示しました。PT Wirelessでの3Gライブデモの成功により、エボリウム社の3Gネットワークソリューションを、今年最も重要な展示会の一つである本展示会においてアピールできました。この成功がアジア・パシフィック地域における私達の今後のビジネスを推進することを期待します。」
- アルカテル社 アジア・パシフィック本部長 ロン・シュッピトゥヒルのコメント
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「私達は、アルカテルと富士通が、PT Wirelessで、テスト用のコアネットワークシュミレータを用いずに3Gライブデモを成功させただけでなく、中国のお客様に対してエボリウム社を介した今後の両社のパートナーシップが堅固であり、実際に3GPP仕様に準拠したソリューションを提供できることを示しました。」
- 【商標について】
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以 上
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