|
||
|
|
||
|
||
[ PRESS RELEASE ] |
2001-0168 平成13年8月20日 株式会社富士通研究所 |
|
世界最高、100ギガビット/平方インチのハードディスク技術を開発株式会社富士通研究所(社長:藤崎 道雄、本社:川崎市)は、コンピュータの外部記憶装置であるハードディスク装置(HDD)において、1平方インチ(1インチ=約2.5センチメートル)あたり100ギガビット(1ギガは10億)の、世界最高の記録密度を実現する磁気記録技術を開発いたしました。本技術は、2001年度下期に発売予定のハードディスク装置に搭載される予定です。
この技術を用いると、現行の主要製品の約3倍の記録密度を持つHDD製品が可能になり、たとえば、ノートパソコン等に搭載された2.5インチ型HDDでは、約110ギガバイトの記憶容量で、DVD-Video相当の画質をもつ映画が約20本録画できるようになります。
今回開発した技術の詳細は、8月20日から米国・ミネアポリスで開催される「TMRC国際会議(The Magnetic Recording Conference)」にて発表いたします。
【開発した内容】 今回開発したのは, 熱ゆらぎなどで限界と言われていた記録密度を従来比3倍向上させる能力を持つ記録媒体(SFメディア *1)と、再生時に従来比2倍以上の高出力でデータの読み出しが可能なダブルスペキュラー型GMR(Giant Magneto-Resistive:巨大磁気抵抗効果)ヘッド、およびデータの記録能力を30%以上向上させた高精度記録ヘッドです。
これらの技術を用いることで、水平磁気記録の限界と言われていた100ギガビット/平方インチの記録密度を達成するとともに、300ギガビット/平方インチの記録密度を達成できる見通しを得ました。
今回使用した媒体とヘッドの特徴は以下のとおりです。
今後、より高出力のヘッドと組み合わせることで、300ギガビット/平方インチの記録密度実現にむけ技術開発を推進して参ります。
SFメディアの断面構造(電子顕微鏡写真) [クリックすると拡大表示されます] 以 上 |
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。 |
|
||
All Rights Reserved, Copyright © FUJITSU LTD. 2001 |