富士通とDataCore Software Corporationが ストレージの運用管理分野で提携
当合意に基づき、富士通は米国データコアの「SANsymphony(TM)」を、統合運用管理ツール「SystemWalker」のファミリー製品として2001年末頃にOEM販売する予定です。
「SANsymphony(TM)」は、仮想ストレージ機能 (*1)により、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)環境において、ハードウェアに依存しない一括したストレージ運用管理機能(セキュリティ管理、サーバへの動的なストレージ割り当てなど)を提供する製品です。
これにより、富士通のディスクアレイ「GR700シリーズ」など、SANに接続されたストレージ資源の柔軟な運用を実現することができます。
すでに富士通グループは、富士通ソフトウエアテクノロジーコーポレーション(本社 : カリフォルニア、社長 : スティーブン・FX・マーフィー)を通じ、「SANsymphony(TM)」を「Softek Vertualization(TM)」として欧米市場で販売しておりますが、今回の提携により富士通は全世界で「SANsymphony(TM)」を販売してまいります。
【SANsymphonyについて】
「ストレージ・バーチャライゼーション・ソフトウェア」のSANsymphonyは、独自の仮想ストレージ技術により、ストレージリソースをプールとして一元管理し、プール内のボリュームをサーバに対してダイナミックに割り当てます。ハードウェアに依存することなく高度な機能を持ったオープンなSANの構築を実現するSANsymphonyは、ストレージマネジメントにおける様々な問題を解決しROI (リターン オブ インベストメント) を向上します。
【DataCore Software Corporationについて】
DataCore Software Corporationは、ストレージ・ネットワーキング・ソフトウェア業界の革新企業です。同社のSANsymphony ストレージ・バーチャライゼーション・ソフトウェアは、その仮想ストレージ技術により異種のストレージの「孤島」をネットワーク化されたストレージ・プールに変換し、必要に応じてプール内のボリュームを異なるOSを持つサーバに対して割り当てることができます。また、各種のミラーリング・オプションの追加により、様々なシチュエーションで可用性にすぐれたSANの構築が可能であり、常に時代を先取りするストレージ・マネジメント・ソリューションを提供しつづけています。
DataCore Software Corporationは業界有数のストレージ技術者によって1998年2月、フロリダ州フォートローダーデール市に設立されました。世界中に子会社および支社を展開し、各国のVARおよびOEMパートナーを通じて同社のソリューションを提供しています。(ホームページ : http://www.datacore.com)
【データコア・ソフトウェア株式会社について】
データコア・ソフトウェア株式会社は、平成12年7月に米国DataCore Software Corporationの百パーセント子会社として設立されました。アジア・パシフィック地域のヘッドクオーターとしてDataCore Software社製 ストレージマネージメントソフトウェアの販売、マーケティング、技術サポートの提供を行っています。
- *1 : 仮想ストレージ機能について
- SANに接続される複数ディスクストレージを仮想化して一括管理し、サーバに仮想ボリュームを割り当てる機能です。仮想化されたストレージがサーバと物理ストレージの間に入り、サーバからは仮想化されて管理されている仮想ボリュームにアクセスします。これにより物理的なストレージの運用管理をサーバから完全に切り離すことができ、ハードウェアに依存しないオープンなSAN環境の構築が可能になります。
- [商標]
- 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以 上
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