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報道発表資料 |
平成13年7月2日 NTTコミュニケーションズ株式会社 株式会社日立製作所 大日本印刷株式会社 富士通株式会社 マルトス推進協議会 |
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ICカードへのアプリケーションダウンロード実証実験の実施についてNTTコミュニケーションズ株式会社(以下:NTT Com、所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木正誠)、株式会社日立製作所(以下:日立製作所、所在地:東京都千代田区、取締役社長:庄山悦彦)、大日本印刷株式会社(以下:DNP、所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:北島義俊)、富士通株式会社(以下:富士通、所在地:東京都千代田区、代表取締役社長: 秋草直之)及びマルトス推進協議会(*1)は、発行済みのICカードに対して新しいアプリケーションを追加する際に、インターネットを介して当該アプリケーションをダウンロードするシステムを開発し、その実証実験を本年7月2日から実施します。本実証実験で使用するICカードのOSはMULTOS(*2)を対象としています。MULTOSは、1枚のICカードに複数のアプリケーションを搭載することが可能な世界標準のICカードOSであり、日本においてもその発行実績を着実に増やしています。 4社とマルトス推進協議会は、本実証実験の成果をMULTOSのアプリケーションダウンロード標準方式として、日本のみならず世界に向け、普及・発展させる計画です。 1.開発したシステムの特徴 (1) 多様なビジネススキームに対応 ICカードを発行する事業者(イシュア)と、アプリケーションを提供する事業者が異なる場合(図参照)でも対応可能です。 これにより、イシュアとアプリケーション提供者とのビジネス分業が可能となり、ICカードを利用したビジネスの展開が行い易くなります。 (2) インターネット経由のダウンロード ICカードへのアプリケーションの追加・削除がインターネットを利用して安全に行えます。 これにより、利用者がイシュアの店舗等特定の場所に出向く必要なく、家庭・職場等でのダウンロードが可能となることから、利用者の利便性が著しく向上します。 (3) MULTOS規約等の実用システムへの組み込み MULTOS OSを用いる場合、ICカードのセキュリティの維持のため、世界的に統一されたカード発行規則、アプリケーションの搭載管理規則等を遵守する必要があります。 本実証実験では、これらの規則を実際のICカード発行システム、認証システム、アプリケーションダウンロードシステムに組み込み、イシュア、アプリケーション提供者にMULTOSの専門知識がなくても運用可能とした、極めて実用性の高いシステム構成となっています。 2.実証実験の概要 本システムの検証を行うため、以下のとおり実証実験を実施します。
本実証実験の成果を、マルトス推進協議会、及びMAOSCOコンソーシアム(*3)に反映します。 さらにその成果に基づき、各社がそれぞれの立場でICカードへのアプリケーションダウンロードのビジネスの確立に取り組む予定です。 なおここで開発されたシステムの一部は、大手クレジットカード会社が計画中のアプリケーションダウンロードにも使用されます。 図 アプリケーションダウンロードのビジネススキーム [クリックすると拡大表示されます] 以 上 |
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