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[ PRESS RELEASE ] 2001-0098
平成13年5月25日
富士通株式会社

「Korea-Japan Cable Network」を受注

〜 日本と韓国を毎秒2.88テラビットで結ぶ大容量の光海底ケーブルプロジェクト 〜


当社はこのほど、日本と韓国を毎秒2.88テラビット(テラは1兆)で結ぶ大容量の光海底ケーブルプロジェクト「Korea-Japan Cable Network(以下KJCN)」を受注しました。
本プロジェクトは、日本テレコム株式会社、Korea Telecom Corporation(株式会社コリアテレコム)、九州電力株式会社、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社の4社の共同プロジェクトであり、受注総額は、約4,000万米ドル(約48億円)です。

KJCNは、2002年に日韓共催の形で開催される2002 FIFA ワールドカップ(TM)に伴う通信需要の増加に備えるためのプロジェクトです。大会の開催に合わせて、日韓両国の主要通信事業社が敷設を急いでおります。
敷設ルートは、福岡から釜山及び北九州から釜山の合計約500kmで、2002年2月の完成を目指します。

なお、本契約は、フル・ターン・キー・ベース(*1)での契約となっており、当社は、敷設ルートの調査、システム設計、機器の製造と設置、海洋敷設工事、試験及び要員の教育訓練も担当いたします。

KJCNは、中継器を利用せずに拠点間を結ぶ、無中継の光波長多重伝送(DWDM)システムを利用しています。当社は、1対の光ファイバーあたり毎秒240ギガビット(10ギガビット×24波、ギガは10億)の伝送容量を持つシステムを納入します。今回のプロジェクトでは12対の光ファイバーを利用しているため、無中継の光海底ケーブルとしては、これまでに例のない規模の伝送容量(合計の最大伝送容量は、毎秒2.88テラビット)を実現しています。これは、一秒間に3,500万の電話回線、もしくはDVD画質の映画72本分に相当します。

当社はこれまでも、アジア地域にて「SEA-ME-WE3(*2)」などの海底通信プロジェクトを手がけてまいりました。今回のプロジェクトは、これまでの実績に加え、当社の持つ技術力が高く評価されました。
今後、当社は、本受注を契機に、活性化しつつあるアジア地域での海底ケーブルシステム事業にて、技術力を背景としたさらなる展開を積極的に進めてまいります。

【語句説明】
*1 フル・ターン・キー・ベース
契約形態のひとつで、サーベイ、システム設計、機器の製造・据付、工事・試験、ユーザーへの訓練まで一括請負するもの。
*2 「SEA-ME-WE3」
1997年に着工した、中国、シンガポール、オーストラリア、インド、ジプチ、エジプト、ポルトガル、フランス、イギリスを経由して日本〜ドイツを繋ぐ、総延長38,000kmの海底ケーブルプロジェクト。Segment 1〜10から成り、当社はSegment 1 (中国〜日本間)& 3(シンガポール〜インドネシア・ジャカルタ経由〜オーストラリア・パース間)を担当。
【商標について】
  • 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

以 上

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