当社はこのほど、Linuxに対応したソフトウェアでは、世界で初めてJ2EE *2ブランドの認定を取得いたしました。
J2EEは、Javaを基盤としたサーバアプリケーション・プラットフォームの標準仕様です。平成13年3月21日に、Linuxに対応した当社のアプリケーション・サーバ「INTERSTAGE Application Server(インターステージ アプリケーション サーバ)」が、J2EEブランドの認定を取得しました。
なお、Linuxディストリビューションは、「Turbolinux Server 日本語版 6.1」を使用しております。
J2EEブランドの認定を取得したことにより、「INTERSTAGE Application Server」上で動作するお客様のアプリケーション(アプリケーション・コンポーネント)の可搬性がこれまで以上に保証されます。例えば、他社のアプリケーション・サーバ上で開発したお客様のアプリケーションは、「INTERSTAGE Application Server」上へ容易に移植できるようになります。
J2EEブランドの認定は、J2EE仕様で定められている機能に関する5,000項目を超える互換性テストを行い、全項目に合格することで取得できます。
当社は、Javaの仕様作成グループであるJCP *3においてEJB *4などのコミュニティに参加し、Javaの仕様を提案しております。1999年から、EJB機能を搭載した「INTERSTAGE Application Server」を出荷しており、最新の仕様を取り入れた当社製品をお客様にご提供しております。
今後も、当社は、Javaコミュニティで積極的に活動し、アプリケーション・サーバなどの基盤ソフトウェアにとどまらず、パートナー様の協調を含めた上位ソリューションの品揃えを順次強化することで、お客様の多様なニーズに応えてまいります。
【ターボリナックスジャパン株式会社様からのコメント】
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「この度、富士通様のINTERSTAGE Application Serverが、Turbolinux Server上で、J2EEブランドに認定されたことを歓迎いたします。 ターボリナックスでは、昨年12月、INTERSTAGEのLinux対応以来、販売・マーケティング面での協調を推進しております。 また、今年1月にはNTTドコモ様の「iアプリ」サービス開始を受けて、Java対応コンテンツ作成支援ツールの共同開発に着手いたしました。 富士通様では、Javaに関連する充実した技術/ノウハウをベースに、クライアントからサーバーまでをトータルにカバーするアプリケーション開発環境の提供を推進されています。 ターボリナックスでは、今後も富士通様とEビジネス市場全般で幅広く協業していきたい考えです。」
ターボリナックス ジャパン株式会社 代表取締役社長 小島 國照
【用語説明】
- *1 INTERSTAGE Application Server
- 富士通が提供する、Java/CORBA/Web対応のアプリケーション・サーバです。世界初のCORBA認定やJava最新仕様の早期製品化などグローバルな先進標準実装技術、既存システムとの連携技術、およびメインフレームに匹敵する高性能/高信頼技術などにより、高い市場評価を得ています。国内出荷累積は4,000サーバを超え、国内トップレベルの出荷実績があります。
- *2 J2EE
- Java2 Enterprise Edition、米国Sun Microsystems,Inc.が提唱したJavaによる分散アプリケーション向けのコンポーネントアーキテクチャおよび規約であり、Javaコンポーネント開発の標準仕様です。
- *3 JCP
- Java Community Process、Javaの仕様の策定、改変を行うためのプロセスであり、富士通はこのコミュニティのメンバとして参加しています。
- *4 EJB
- Enterprise JavaBeans、Java言語を使ったサーバアプリケーションを開発・実行するためのプラットフォーム仕様です。サーバアプリケーション開発で必要となる各種サービス(トランザクション処理、セッション管理等)を標準で提供し、コンポーネント(部品化されたアプリケーション)を用いたアプリケーションの開発をサポートするなどの特長を持ちます。
【商標】
- Java、EJB、J2EEは、米国及びその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標もしくは登録商標です。
- Turbolinuxの名称およびロゴは、Turbolinux,Inc.の登録商標です。
- その他の製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以 上

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