当社はこのほど、実行基盤ソフトウェア「INTERSTAGE WEBCOORDINATOR (インターステージ ウェブコーディネータ)」を開発し、2月28日より出荷開始いたします。
これまでのJavaを利用したWebブラウザベースの業務アプリケーションは、Servlet (*1)やJSP(JavaServer Pages ) (*2)などの実行環境を利用して開発していました。
この開発による業務アプリケーションは「画面レイアウト」や「業務プログラム」「画面用データ」が、同一のファイルにまとめて記述されています。そのため、業務アプリケーションが読みにくいだけでなく、アプリケーションの変更や保守作業などの負担が大きくなるという難点がありました。
そこで、当社と株式会社富士通研究所(社長:藤崎道雄、本社:川崎市)は、ServletやJSPなどの実行環境で業務アプリケーションを「画面レイアウト」、「業務プログラム」、「画面用データ」の3要素に分割し、「関係定義ファイル」によりこれらの3要素を連携させる技術を共同で開発いたしました。
当社は、この技術を適用した「INTERSTAGE WEBCOORDINATOR」の商品化を行いました。この商品を用いることで、業務アプリケーションの開発者は、業務の拡張・保守の際に、3要素の変更を独立して行うことができます。特に、大規模業務アプリケーションを開発する際には、開発や保守作業の効率を大幅に向上することができます。
【価格】
-
「INTERSTAGE WEBCOORDINATOR V3.0L20」 | :45万円(税別) |
「INTERSTAGE WEBCOORDINATOR サーバ追加ライセンス V3.0」 | :36万円(税別) |
【出荷時期】
- 平成13年2月28日
【販売目標】
- 今後3年間に1,500サーバへの導入を見込んでおります。
【動作環境】
- サーバ
対応OS | : | Windows2000 Server、Windows NT Server 4.0 |
メモリ | : | 「INTERSTAGE Application Server」の必要メモリに加え、32MB以上(合計で、288MB以上を推奨) |
ハードディスク | : | OS基本部に加え16MB以上 |
必須ソフトウェア | : | (実行時)「INTERSTAGE Application Server V3.0」 (開発時)「INTERSTAGE APWORKS V3.0」 |
- Webブラウザ
Microsoft Internet Explorer 4.01以降、Netscape Navigator 4.6以降
今回の技術に基づく業務アプリケーションは、当社の統合開発環境「INTERSTAGE APWORKS (インターステージ エーピーワークス)」を用いて開発します。また、開発した業務アプリケーションの動作には、別途当社のWebアプリケーション・サーバ基盤ソフトウェア「INTERSTAGE Application Server(インターステージ アプリケーション サーバ)」が必要となります。
【商標について】
- 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
- *1 :Servlet
- JavaをベースとしたWebアプリケーション実行環境です。サーバ上にServletと呼ばれる小さなプログラムを置き、これがWebブラウザと通信して処理を行います。
- *2 :JSP (JavaServer Pages)
- Sun Microsystems社が開発したWebアプリケーション実行環境です。HTML内に独自拡張したタグやJavaプログラムを記述することができます。
以 上
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