セイコーインスツルメンツ株式会社(以下 : SII、社長 : 服部 純一、本社 : 千葉県千葉市美浜区)と セイコーエプソン株式会社(以下 : エプソン、社長 : 安川英昭、本社 : 長野県諏訪市)及び 富士通株式会社(社長 : 秋草直之、本社 : 東京都千代田区)の3社は共同で、レストランにおける情報提供サービスシステム(i・LarkGATE(アイラーク・ゲート))の試験運用を株式会社すかいらーく夢庵カンパニー 旬鮮厨房夢庵東久留米弥生店(住所 : 東京都 東久留米市 弥生1丁目7-2 )において、2001年1月22日より開始いたしました。
今回の実験では、店舗内の全テーブルにタッチパネル型情報端末を設置し、来店されたお客様に、メニュー、広告、映画紹介、観光ガイドなどの様々な情報サービスを提供するとともに、この情報端末を使って、お客様ご自身が料理の注文をすることも可能となっています。これにより、以下のような新しいサービスの提供が可能となります。
- お客様が料理を待たれている間や食後に楽しいひとときを過ごせるように、テーブルに設置されている情報端末を使って、簡単なゲームや占い、映画、観光ガイドなどの情報を利用できるようになっています。
- 情報端末から、店舗周辺の施設や商店の情報を発信することにより、そのレストランが地域社会の情報発信、情報交換の核となることをねらいのひとつとしています。レストランにくるお客様の多くは周辺地域の方であり、効果的な販促活動が可能となります。
- 情報端末の画面上に、動画を使ったメニューの紹介、キャンペーン商品の紹介を行うことが可能となり、低コストで効果的なメニュープロモーションによる売上拡大が見込めます。
- 従来の仕組みでは繁忙時にお客様から注文を伺うのが遅くなってしまったり、デザートなどの追加オーダーがしづらいということがありましたが、今回のシステムではお客様ご自身が情報端末を使って注文できるので、注文レスポンスの向上、追加オーダーの拡大が期待できます。
今回のシステム (※添付資料)では、各種情報をエプソンが設立した情報配信センターから、通信衛星を経由し、各店舗に置かれたエプソン製の タッチパネル型マルチメディア情報端末『INTERGATE』に配信される仕組みになっています。また、この情報端末から料理を注文するシステムは、外食産業向けオーダーエントリーシステムで、トップシェアを誇るSIIのシステムが使われています。そして、POSを中心とする業務システムとの連携、及び全体の取りまとめを富士通株式会社が担当しています。3社では今回の実験を踏まえ、外食産業とIT技術の融合の可能性を検証し、新しいレストランの形態を提案してまいります。
なお、このシステムは、下記の展示会に出品されます。
- 【RETAIL TECH JAPAN2001】
- 2001年3月6日(火)〜9日(金)
- 東京ビッグサイト・東1ホール ブース番号RT-212
- 【HOTERES JAPAN2001】
- 2001年3月13日(火)〜16日(金)
- 東京ビッグサイト・東1ホール ブース番号1401
以 上
システム概念図
[クリックすると拡大表示されます]
タッチパネル型マルチメディア情報端末『INTERGATE』
[クリックすると拡大表示されます]
|