当社はこのほど、横須賀リサーチパーク(YRP)内に建設予定のYRP5番館(仮称)に、開発体制の強化と効率化を推進する目的で、当社次世代移動通信システム(IMT-2000)の関連技術者を集結させることを決定致しました。
YRP5番館(仮称)は、京浜急行電鉄株式会社殿が建設するもので、2001年2月に着工し、2002年3月に竣工予定です。
現在、当社のIMT-2000開発拠点は、川崎工場地区を中心とした首都圏6カ所と地方の各開発子会社に分散しています。これらのうち首都圏の事業部門・研究部門に勤務する約1,200名がYRPに集結します。
当社はこれまでも、IMT-2000の世界2大方式であるW-CDMA、cdma2000の両方式に、積極的に取り組んできております。
W-CDMA方式では、国内にて、NTTドコモ殿が2001年5月より開始する商用サービスのトータルサプライヤとして選定されており、2001年1月早々には、すべてのインフラシステムについて出荷を開始しています。また、海外では、仏アルカテル社と合弁会社「エボリウム」を設立し、次世代移動通信インフラの開発およびビジネス展開を積極的に行っております。
一方、cdma2000方式では、海外市場を中心に、WLLおよびセルラーシステムの展開をしております。
横須賀地区では、1997年よりIMT-2000の基地局開発部隊をYRPに、2000年からは同システムの端末開発部隊をYRPに近い北久里浜に展開しています。今回は、IMT-2000開発部隊をYRPに集結させることで、開発活動の一層の効率化を図ります。
【商標について】
- 社名、製品名はそれぞれ各社の登録商標または商標です。
以 上
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