当社は、WorldCom,Inc（本社：米国 ミシシッピー州クリントン、CEO： Bernard J. Ebbers、以下ワールドコム社）より、広帯域ネットワークインフラのフィールド・トライアル「Terabit Challenge」に参画するメーカーとして選定されました。

「Terabit Challenge」は、ワールドコム社が実際に敷設したファイバーを用いて実施する広帯域ネットワークインフラのフィールド・トライアルです。本年10月から開始されており、年内に完了する予定です。

当社は、Fujitsu Network Communications, Inc.（本社：米国 テキサス州リチャードソン、取締役社長：時政啓）を通じ、世界最大1.76Tbits／sの伝送容量を持つ光波長多重伝送（DWDM）システム「FLASHWAVE OADX」を納入し、本トライアルに参画いたします。

「FLASHWAVE OADX」は、1秒間に10ギガビット（100億ビット）の伝送容量を持つチャネル（波長）を176チャネルまで多重することができるシステムです。これは、1対のファイバーで、2,200万以上の音声回線の同時接続が可能であり、従来の光波長多重システムの4倍以上の伝送容量に達します。具体的には、C−バンドとL−バンドという2つの伝送帯域において、各チャネルを50GHz間隔とすることにより、それぞれ88チャネルずつを多重し、世界最大の伝送容量を実現しています。

当社は、本トライアルでの実績評価により、ワールドコム社の商用ネットワークにおける、「FLASHWAVE OADX」の本格的な導入を目指します。