富士通株式会社(以下 富士通)と 株式会社エリジオン(本社:静岡県浜松市、取締役社長 小寺敏正、以下 エリジオン)はこのほど、モールド金型設計支援ソフトの分野において技術提携することで合意しました。 富士通が開発、販売している3次元モールド金型設計支援システム「MOLDWARE(モールドウェア)」と、エリジオンが開発、販売している3次元CADデータ検証・修正ソフト「CAD Doctor(キャドドクター)」とを組み合わせて、富士通が販売いたします。
「MOLDWARE」は、ハイエンド3次元CAD「Unigraphics」(開発元 米国Unigraphics Solutions Inc.)上で動作するソフトで、主に金型業界に導入されております。
従来、「MOLDWARE」ユーザは、「Unigraphics」以外のCADデータを使って金型設計を行う場合、CADデータの変換処理が必要となり、変換結果に不備があるとサーフェースの張り直しなどの煩雑な修正作業を行わなくてはなりませんでした。
今回、「CAD Doctor」でデータ変換結果の不備の自動修正を行うことにより、修正作業工数を約1/10に短縮でき、CADデータと「MOLDWARE」をスムーズに連携させることができるようになりました。
また、価格についても、事業規模を問わずに購入できるよう、低価格に設定しました。
| 【出荷時期】 | 平成13年1月下旬を予定 |
| 【価格(税別)】 | MOLDWAREとCAD Doctorのセットで230万円
(MOLDWAREを使用するためには、別途Unigraphicsが必要) |
| 【販売目標】 | 今後2年間で400セット |
| 【適用OS】 | Windows NT V4.0 |
| 【推奨機器構成】 | 推奨ハードウエア | : | 富士通CELSIUSシリーズ |
| 必要資源 | CPU | : | PentiumIITM 500MB以上 |
| メモリ | : | 256MB以上 |
| ディスク | : | 4GB以上 |
[機能詳細]
- 1. MOLDWARE
- 3次元モールド金型設計支援システム「MOLDWARE」は、Unigraphics上で動作する富士通が開発した樹脂金型設計専用モジュールです。製品部設計から金型設計、下流工程への情報出力まで、金型設計者に馴染み易い操作性と柔軟な機能性により、3次元環境での金型設計時間の大幅な時間短縮を実現します。
- 2. CAD Doctor
- CAD Doctorは、CADモデルの表示・検証・修正機能などを持っており、トランスレータだけでは完全には変換できないCADモデルを100%データ変換するための画期的なツールです。変換時の問題となる箇所を自動または会話形式で修正を行うことが可能であり、ダイレクトトランスレータによるデータ変換をビジュアルに、かつ強力にサポートします。
[「株式会社エリジオン」について]
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| 創業 | : | 1999年(平成11年)11月1日 |
| 設立 | : | 1999年(平成11年)9月9日 |
| 資本金 | : | 3000万円(2000年3月期) |
| 従業員数 | : | 36名 |
| 売上高 | : | 7億9232万円 (2000年6月期 : 初年度8ヶ月変則決算) |
| 経常利益 | : | 3億2129万円 (2000年6月期) |
| 代表者 | : | 取締役社長 小寺敏正 |
| *プロフィール* | 1977年3月 東京大学工学部船舶工学科卒業 |
| 1977年4月 ヤマハ発動機株式会社入社 |
| 1984年3月(株)アルモニコス設立に参加 |
| 1996年6月(株)アルモニコス 代表取締役社長に就任 |
| (1999年10月 (株)アルモニコス退社) |
| 1999年9月(株)エリジオン設立 代表取締役社長に就任 |
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- 事業内容 :
- 株式会社エリジオンは、3次元形状処理とデータ交換の技術をベースに、さまざまなパッケ
ージ商品を企画開発している独立系のベンチャー企業。3次元CADデータの活用範囲が急
速に拡大する中、Interoperability Solution Providerとして、各種シミュレーションやDMU、DTP、E−ビジネスから携帯電話までの幅広い業界に多様なデータ交換技術を提供している。11年間の「ダイレクト・データ・トランスレータ」開発の経験と実績を活かし、SDRC・CoCreate・Adobe他、海外の著名な企業とOEM契約や技術提携を行うとともに、2000年4月には米国現地法人を設立するなど、ワールドワイドに事業を展開している。
以 上
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