富士通株式会社(本社 : 東京都千代田区、代表取締役社長 : 秋草直之 略称 : 富士通)、 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(本社 : 神奈川県川崎市、代表取締役社長 : 鵜飼直哉、略称 : 富士通SSL)と 株式会社シービヨンド・テクノロジー・コーポレーション(本社 : 東京都渋谷区、代表取締役社長 : 広本麻理、略称 : SeeBeyond)はこのほど、企業内からB2Bまで各種アプリケーションを統合するeビジネス統合プラットフォームである「e *Gate TM」をはじめとするSeeBeyond製品の販売に関してソリューションパートナー契約(代理店契約)の締結を行いました。
富士通及び富士通SSLは、「e *Gate」および他のSeeBeyond製品を採用した企業向けEAI (*1)ソリューションの提供を開始します。また、3社は共同セミナー等、マーケティング面でも協力して拡販活動を行っていく予定です。
これからの企業経営には、ビジネス環境の変化にスピーディーかつ柔軟に対応することが不可欠となってきており、これを支えるEAIは、ビジネスチャンスを逃すことなく新しいビジネスをスピーディーに立ち上げ、経営環境の変化に追随できる企業システムの再構築を実現するために必須となっております。
富士通グループでは、インターネット基盤のビジネスモデルを形作る企業システムの中核として、EAIを重要視しています。そこで、すでに提供しているERP (*2)、CRM (*3)、SCM、eコマースなどの豊富なソリューションと、「e *Gate」によるEAIソリューションを連携させ、ソリューションの統合による市場競争力の強化を図ります。
一方、SeeBeyond社は、強力な販売チャネルとERP、CRM 、SCM、eコマースなどの豊富な企業システム構築経験をもつ富士通グループとの契約によって、「e*Gate」をはじめとするEAI製品の販売力を強化します。
富士通及び富士通SSLでは、12月初の本番稼動を目指して現在開発中である「富士通社内システム開発本部資材購買システムへのEAI適用」を皮切りに、今後、国内の大手企業ならびに中堅企業向けに「e*Gate」によるEAIソリューションの提案を積極的に開始致します。
さらに、今後日本でSeeBeyond 社から提供される「e*XchangeTM」等の製品も扱う予定であり、EAIソリューションを拡充してまいります。
【e*Gateについて】
e*Gateは、日本および世界の大企業を中心に1,600社50,000以上のアプリケーション連携の実績を持つ、米国SeeBeyond社のEAI製品です。ハブ&スポークを進化させた分散型(ネットワーク型)アーキテクチャーを採用し、レガシーを含む既存システムやERPパッケージなどをシームレスに接続、さらに、ロードバランシング、フェイルオーバー構成が容易にとれるEAIソリューションです。Visa Internationalにおける金融決済処理の管理、転送において、1日あたり100億トランザクション以上という卓越した処理能力をも兼ね備えています。また、インターネット標準のXMLやロゼッタネットが提唱するPIP(Partner Interface Process)にも対応しており、eビジネスへの素早く対応できます。
【SeeBeyond社について】
SeeBeyond Technology Corporation社(ナスダック : SBYN)は、eビジネスの統合(eBI)(SM)ソリューションを提供する世界的なリーディング カンパニーであり、株式会社シービヨンド・テクノロジー・コーポレーションは、その日本法人です。(本年10月25日にSTC(ソフトウェア・テクノロジー・コーポレーション)より、社名変更) その統合ソリューションは、企業内および企業間でのシームレスな情報の流れを可能にします。SeeBeyondは、その代表的なソリューションであるeBusiness Integration Suiteによって、かつてないパフォーマンスと信頼性とともにeビジネスにおいて必要不可欠であり、業界初の包括的で戦略的なeビジネス インフラストラクチャを提供します。1991年にその最初の製品を出荷して以来、SeeBeyondは、世界における1,600以上の有力な組織のシステムを統合することに成功してきました。主力製品のe *Gateは、日本においては、日本HP社、松下コンピュータシステム社を初め数多くの大企業が採用しています。また、世界ではVisa International, UBS AG、Barnes&Noble.comやPETsMART、Warner Lambertなどの名前を挙げることができます。主なシステム統合パートナーとしては、Andersen ConsultingやPWCC、EDS、KPMG が含まれます。ソフトウェア パートナーには、BroadVisionやOracle、SAP、Siebel Systemsが挙げられます。同社詳細情報に関しましては、 http://www.seebeyond.co.jp/をご参照下さい。
【富士通SSL社について】
ソリューション・プロバイダの富士通SSLは、富士通グループの一員として、基盤ソフトから応用システムまで、コンピュータ・システム開発を中心とした事業を展開してきました。1990年のシステムインテグレータ認定取得に続き、ISO9001の認証を取得し、より良い品質のコンピュータ・ソフトウェアやシステム構築サービスを提供しています。システム・インテグレーションについては、データウェアハウス、ERP、CRM、地図情報システム(GIS)、インターネット・コマースなどの得意分野を中心に、流通業、製造業、通信事業など様々な業種のお客様にお役に立てるソリューションを提供しています。また、教育分野や地域情報化、映像音声を多用したマルチメディア・システムなどについても、企画力と技術ノウハウをもとにソリューション事業を展開しています。
[用語説明]
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- (*1) EAI(Enterprise Application Integration : 企業アプリケーション統合)
- 企業内で業務に使用される異なるシステムを互いに連結し、過去の情報資産の有効活用や異機種間の有機的なデータ連携によりデータやプロセスの効率的な統合をはかり、素早い意思決定や効率的な企業経営を実現すること。
- (*2) ERP(Enterprise Resource Planning)
- 企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法・概念
- (*3) CRM(Customer Relationship Management)
- 顧客情報の分析・活用により個々の顧客との関係を重視したビジネスを実現するための手法・概念
[商標]
- e*Gateとe*XchangeはSeeBeyondの商標です。eBIはSeeBeyondの登録マークです。
- 他のすべての名称並びに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商品です。
以 上
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