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添付資料

1. 今回発表する新商品が提供するストレージソリューションについて

(1) ハードウェア/ソフトウェアの連動による24時間365日連続運転
インターネットの普及により、業務のボーダーレス化、24時間化が進んでいます。業務データをバックアップするためには、通常、業務システムを停止する必要がありますが、業務システムの停止時間はそのままビジネス機会の損失につながります。
業務システムの連続運転性を確保しながらデータ保全を図るために、ディスクアレイとソフトウェア(Global System Software 21、SystemWalker/StorageMGR等)の連携による各種ソリューションを提供します。
・業務運転中の高速バックアップとリカバリ時間の飛躍的な短縮。
・災害に備えたバックアップセンター構築。

(2) SAN環境での異機種サーバ間の情報共有
企業情報システムには目的に応じて様々なサーバが導入されています。グローバルサーバの基幹データを基幹業務に影響を与えずに、UNIXサーバやIAサーバから利用、加工できることがデータの有効活用を図る上で必要不可欠です。そのために、異機種サーバ間で利用できる、以下のソリューションを提供します。
・マスター/ミラーDBによる異機種サーバ間でのデータベース共用(XLスーパーローダ)。
・ファイル高速交換(XLデータムーバ)。
・ファイル直接共用(XLデータ共用)。

(3) 運用コストを大幅に低減させる統合ストレージマネジメント
データ量の増加に対応し、ストレージ運用負荷の軽減を図るために以下のソリューションを提供します。
・ストレージの自動管理、バックアップリカバリ操作の簡易化、ディスクアレイの一括管理。
・仮想テープソリューション(GSM/Vtape)。

2. 今回発表する新商品の詳細

(1) マルチサーバ対応の新ディスクアレイ「GR820」「GR840」
グローバルサーバを含めた異機種サーバから利用できる新ディスクアレイとして今回「GR820」「GR840」の2モデルを開発しました。
「GR820」は最大 476GB(RAID1構成時)の中規模ディスクアレイで、従来機の「F6494」と比べてバッチ処理時間を最大30%短縮します(OCLINK接続時)。
「GR840」は最大 4.0TB(RAID1構成時)の大規模ディスクアレイで、従来機の「F6495E2」に比べてバッチ処理時間を最大30%短縮します(OCLINK接続時)。また、設置面積も約30%減少させています。
「GR820」、「GR840」は従来機「F6494/F6495/F6496/F6497」の持つ異機種サーバ間での情報共有ソリューションに加え、今回新たにアドバンスト・コピー機能をサポートすることにより、ソフトウェアと連携した豊富な運用機能を提供します。

( 主な仕様 )

GR820GR840
RAID方式1,0+1,5 (但し、0+1,5はオープンボリュームのみサポート)
最大記憶容量(RAID1)476GB4.0TB
コントローラ数22〜4
最大接続ホストチャネル数816
最大キャッシュ容量3GB16GB
サポートドライブ9GB、18GB、36GB(ともに10,000回転)
ドライブインタフェースFibreChannel
ホストインタフェースOCLINK, BMC, Ultra Wide SCSI, FC-AL, FC-Fabric
活性保守ディスク、電源、ファン、コントローラ
サポートOSMSP-EX, MSP E20, XSP ,Solaris 2.6/7/8, Windows NT 4.0, Windows 2000,AIX 4.3, HP-UX 10.2/11.0, OS/390

(2) 半導体ディスク「SD840」
「SD840」は、記憶素子に半導体メモリを使用し、超高速なレスポンス時間を実現したストレージ装置です。「SD840」にデータベースのインデックス等、アクセス頻度の高いデータを置くことにより、トランザクション業務のレスポンス時間改善を図ることができます。「SD840」では550MBから2.6GBの記憶容量をサポートします。記憶データは二重化されており、停電に備えたバッテリバックアップ機能があります。

( 主な仕様 )

SD840
記憶素子256M/512MビットDRAM
最大記憶容量2.6GB
最大接続ホストチャネル数16
ホストインタフェースOCLINK, BMC
最大論理ドライブ数256
サポートOSMSP-EX, MSP E20, XSP

(3) 仮想テープソリューションを実現するソフトウェア「GSM/Vtape」
「GSM/ Vtape」は、グローバルサーバ上にテープドライブ装置をエミュレーションすることで、テープを利用したバッチジョブの高速化を図ります。また、エミュレーションされたテープデータは、実際のテープ媒体に一括して保存ができますので、テープ本数の大幅な削減が図れます。
「GSM/Vtape」は、コンピュータ・アソシエイツ株式会社の仮想テープソフトウェア「CA-Vtape」をOSIV/MSPに移植開発したものです。

3. ストレージシステムの体系「Storplex」

「Storplex」は、インターネット時代の企業情報システムにおけるストレージへの要請を大きく4つに分類し、それぞれへの対応を4つのキーワードで表現しています。

  1. 多様なサーバ、アプリケーションからのアクセスへの対応「フレキシブルコネクティビティ」 多種多様なサーバやストレージが柔軟にいくらでも取り付けられること。
  2. 予測を越えた容量/性能の成長への対応「ダイナミックスケーラビリティ」 ただ単に容量が拡張可能なだけではなく、性能を保証しつつ動的に拡張できること。
  3. 24時間サービスへの対応「コンティニュアスデータアクセス」 故障がないという意味の高信頼性を越えて、システムが停止することなくデータにアクセス可能であること。
  4. 分散環境における運用負荷軽減への対応「エンタープライズストレージマネージメント」 多数のディスクドライブやテープドライブをはじめとする多くの構成要素からなるストレージシステムを、企業全体で運用・管理すること。

これらの4つの対応とインテグレーションサービスにより、ユーザ、サービス、コンテンツの拡がりに対応できるストレージ商品を開発していくことが「Storplex」の狙いです。

以 上

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