当社は、インターネット環境でファイアウォールなどのセキュリティ機構を維持したまま、安全にファイル転送を実現するソフトウェア「Linkexpress Advanced Edition」(リンクエクスプレス アドバンスト エディション)を開発し、11月1日より販売および出荷を開始いたします。
インターネットを核としたビジネス環境の広がりは、企業活動にこれまでにないインパクトをもたらしております。インターネットを活用した業務システムは、先進的な取り組みを行っている企業のみならず多くの業種や業態で、さらに大企業から個人商店まで急速に拡大しています。この業務システムでは、既存の業務システムと連携しながら、企業グループ内(inB)や企業間でのビジネス(BtoB)の実現が求められています。
このBtoBビジネスを実現するためには、インターネットを活用しながら、既に構築されているセキュリティ体系を維持することが重要です。ファイル転送においても、認証や暗号化などにより、業務システムの安全性を維持することが求められています。
「Linkexpress Advanced Edition」は、多くのお客様から好評を頂いているファイル転送を行う「Linkexpress(リンクエクスプレス)」の機能に加え、インターネットとの親和性の高い通信プロトコル(HTTP、 *1)と、データ暗号化・認証機構(SSL、 *2)をサポートしております。さらに、当社独自の転送サービス (*3)を付加することにより、セキュリティポリシー (*4)を変更することなく、外部からの不正アクセスを強力にガードするファイアウォールを経由して、安全で確実なファイル転送を実現しました。
【税別価格と出荷時期】
「Linkexpress Advanced Edition 2.0」(Solaris版):98万円より、11月1日より出荷。
【販売目標】
「Linkexpress Advanced Edition」は、今後2年間で500本の販売を予定しています。
【動作環境】
ハードウェア | : | 「PRIMEPOWER」、「GP7000Fファミリー」、「GP7000Sファミリー」 |
基本ソフトウェア | : | 日本語Solaris2.6、日本語Solaris7、日本語Solaris8 |
【Linkexpressについて】
当社は、1997年4月よりファイル転送業務およびデータウェアハウス業務の構築を支援する「Linkexpress」を提供しております。これまで約2,000社の様々な業種と業態で導入されており、お客様よりご好評いただいております。
【用語解説】
- *1:HTTP
- Hyper Text Transfer Protocol、主にWWWサーバとWWWブラウザ間で使用されている通信手順で、現在、インターネット上で最も利用されているオープンなプロトコルです。RFC2616準拠しています。
- *2:SSL
- Secure Sockets Layer、Netscape Communications社が提唱した規格で、TCP/IPで通信するアプリケーションに対して、暗号化や認証により安全な通信手段を提供するプロトコルです。
- *3:独自転送サービス
- 片側システムからのコネクション接続のみでファイル転送業務が構築可能な転送サービスを実現。ファイアウォールではイントラネットからインターネットへの接続許可のみで通信を可能としています。
- *4:セキュリティポリシー
- 安全にインターネットを使用するための企業システムの方針です。この方針に基づき策定された運用ルールに従い、インターネット通信ができます。一般的に、メールやWWWアクセス(HTTP)のための通信が許可されています。
【商標について】
- Solarisは、米国Sun Microsystems, Inc.の商標です。
- Linkexpressは、富士通株式会社の登録商標です。
- その他の会社名または商品名は、各社の商標または登録商標です。
以 上
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