当社はこのほど、発注・検品・棚卸用の業務アプリケーションを標準でプレインストールしたレーザースキャナ一体型のハンディターミナル『TeamPad100(チームパッド100)』を開発し、10月24日から販売開始いたします。
現在ハンディターミナルは、流通業,運送業,製造業などの各業種において様々な業務に使用されております。その中でも、流通業はハンディターミナルの最大の市場で、市場全体の約50%のハンディターミナルが稼動しており、その利用形態としては、発注・検品・棚卸業務が約40%を占めています。
また、流通業の中堅企業では、ハンディターミナルの導入を検討している企業も多く、発注・検品・棚卸といった主要業務システムの低コスト、かつ短期開発が求められています。
このようなニーズに応えるため、『TeamPad100』では、導入後、商品マスタや各業務の入力項目を設定するだけでシステム運用ができるよう、発注・検品・棚卸用の業務アプリケーションをプレインストールいたしました。
また、パソコンとのデータ連携を行うソフトウェア『TeamPadハンディリンク』,『ハンディ手順ライブラリ』と当社の公開ホームページから提供する各業務用データシートを利用することで、入力データや商品マスタデータなどの送受信と収集データの編集を簡単におこなうことができます。
本製品は、従来のTeamPadシリーズ製品と同様に、日本国内に加え、アジア・オセアニア地域をはじめとする当社の海外拠点からも販売いたします。
【価格】
10万5千円(税別)〜 (本体のみ、バッテリ含まず)
【出荷時期】
平成12年12月より
【販売目標】
3年間で8万台
【「TeamPad100」の特長】
- (1) 小売業向けのアプリケーションをプレ・インストール
発注/検品/棚卸の業務アプリケーション,入力データ/マスタデータの送受信機能がプレ・インストールされているので、アプリケーションソフトの開発を行うことなく低コスト/短期間でシステム導入ができます。
- (2) パソコンとのデータ連携を容易に構築可能
『TeamPad100』から送信されてきたデータを編集するためのデータシート(Excelフォーマット)を本年12月より当社の公開ホームページ *にて提供いたします。お客様はこのデータシートを使って、自由にデータの編集・加工を行うことができます。
- (3) 高性能レーザスキャナを搭載
商品に印刷されたJANコード (*1)や運送伝票に記載されたNW7コード (*2)などさまざまなバーコードの読み取りが可能です。
- (4) お好みに合わせて選べるバッテリ・タイプ
導入後の運用経費を削減できる充電式バッテリ,簡単に購入できる乾電池のどちらも使用することができます。同じ本体で2種類のバッテリを使い分けることができるので、導入後にバッテリの種類を変更することも可能です。
- (5) アウトドアでの使用を配慮した耐環境性(防滴、寒冷地対応、耐落下衝撃)
JIS防滴II形仕様に準拠。強力な防滴性、-5℃の低温度環境下での操作、1.5mからコンクリート面への落下時のメモリ保障など、アウトドアでの使用に十分耐えられる設計を行いました。
[注釈]
- (*1) JANコード:
- Japan Article Numberコード.財団法人 流通システム開発センターで管理されており日本国内で販売される数多くの商品に付けられている.
- (*2) NW-7:
- プリンタで印刷しやすいモジュール構成のため、宅配便の荷物など、複写式の伝票に連番で印字され活用されている.
[商標]
以 上
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