当社はこのほど、米国子会社の 富士通ソフトウェアコーポレーション(本社:米国サンノゼ、代表取締役社長:稲垣 静雄)を通じ、 インドコンピュータ大学協会(Indian Computer Institute Association:ICIA)様むけに総額16億円に上るCOBOLソフトウェアと製品に関連するビデオ教材を提供する商談を受注いたしました。 本商談は、当社のCOBOL製品が、Web環境への適応やオブジェク指向などの最新技術に対応していることにより採用されました。ソフトウェア製品だけでも10億円を上回り、近年のCOBOL商談としては最大規模のものです。
ICIAは、インドの学界・産業界全般の情報技術(IT)を強化することを目的に、1982年に設立された非営利団体であり、インド国内の約2,000の学会・大学・総合技術専門学校・研究開発機関が加盟しています。ITのセミナーを運営し、加盟会員へのハードウェア・ソフトウェア・コンピュータ教育パッケージの提供を取りまとめています。
今回の受注により、当社はICIAに、アカデミック版の「PowerCOBOL97シリーズ」と25時間を超えるビデオ教材を提供します。ICIAに加盟する約2,000の教育機関は、富士通のCOBOLソフトウェアとビデオ教材を使用することになります。提供予定のビデオ教材は、COBOL言語入門、PowerCOBOL97の開発環境の手引き、PowerCOBOLを利用したグラフィカルユーザインターフェースの設計と動作、製品の使用法を解説する多くの実践的な練習問題などからなり、容易にCOBOLを学べます。
「PowerCOBOL97シリーズ」は、1992年より販売しており、これまで国内において累計約35万本の販売実績があり、多くの企業・自治体・教育機関で幅広く使用されております。
今回の受注は、当社のみならずCOBOL自身にとって非常に大きな意味があります。富士通のCOBOL製品の他社優位性が証明されたということだけでなく、COBOLが21世紀においても重要であるということを明確に示しています。
なお、富士通とICIAは本年12月に正式契約を行い、富士通はICIAに商品と教材の提供を開始します。
【ICIA技術開発長官 G.Amarnath教授からのコメント】
我々の目標は、インドのコンピュータ産業の強力かつ進歩的な発展を支援することです。COBOLは、多くのビジネスアプリケーションの中核を成しており、COBOL教育は明らかに我々の目標の一部分であるはずです。我々が富士通のPowerCOBOL97シリーズ製品を選択したことで、学生は容易に学習・操作ができ、グラフィカルユーザインターフェース・Webサポート・オブジェクト統合などの最新技術に歩調を合わせて進化した高性能・高品質なCOBOLツールを利用することができます。
【インドコンピュータ大学協会について】
インドコンピュータ大学協会(Indian Computer Institute Association、ICIA)は、1982年にBannerjee、Balasunderam両教授によって設立された非営利団体です。その主たる目的は、インドの学界・産業界全般の情報技術(IT)を強化することです。ICIAは、1992年までに、国内約2,000の学会・大学・総合技術専門学校・研究開発機関が加盟するインド最大の非営利団体となりました。ICIAは、目的を達成するためにセミナーを運営し、加盟会員へのハードウェア・ソフトウェア・コンピュータ教育パッケージの提供を取りまとめています。
【商標について】
- 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
以 上
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