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[ PRESS RELEASE ] 2000-0190
平成12年9月6日
Nava Networks Limited
富士通株式会社

Nava Networks社が
Nava-1ケーブル用に富士通の海底光波長多重システムを内定

〜シンガポール−シドニー間9000Kmを超広帯域 2.56Tbits/sで結ぶシステム〜

このほど、Nava Networks Limited(本社 : バミューダ、以下Nava Networks社)は、シンガポール、ジャカルタおよびシドニーを、光ファイバーケーブルで結ぶブロードバンド・ネットワーク"Nava-1"の構築のために、富士通株式会社の海底光波長多重システムを採用することを内定いたしました。

◆Nava-1プロジェクトについて

今後2,3年に予想される東南アジアとオーストラリア間の通信需要の増加に応えるために、シンガポールからジャカルタを経由してシドニーまでの総延長9000Kmを光ファイバーで接続するプロジェクトです。さらに、このネットワークを拡張し、ヨーロッパ、北米およびアジアをループ状に接続させたインターナショナル・ネットワークとする計画です。
導入する波長多重システムは、ファイバー1本あたり640ギガビット/秒以上(10ギガビット/秒×64波以上)の伝送容量を実現したもので、ファイバーを4本使用することにより、システム全体としては、2.56テラビット/秒以上もの超広帯域の通信を実現いたします。この容量は、通常の電話(上り+下りの音声)4,000万回線以上の同時接続、または、DVD品質のビデオ64本以上の1秒間での伝送に相当します。
なお、このプロジェクトには、US$645millionの投資が予定されています。

Nava Networks社 Brett O'Riley氏 (Director of Sales and Marketing)のコメント

「Nava-1は、シンガポール、インドネシアおよびオーストラリアを結ぶ初めてのテラビット級のネットワークであり、今後の通信需要の増加に応えられるものと確信しています。今回のシステムの内定により、Nava-1プロジェクトの2002年7月サービス開始に向け大きく前進したと考えています。また、ISPなどのカスタマーが必要とする時期に必要とする容量を提供するために、2001年第2四半期までのシステム構築を期待しています。」

富士通株式会社 取締役 村野和雄のコメント

「Nava Networks社が実施する超広帯域通信を実現するNava-1プロジェクトに、全力で貢献できるようになることを期待しています。また、今回のプロジェクトを成功させることにより、当社の技術力をさらに市場に評価していただくことで、海底通信システム市場においてさらなる貢献を続けていきたいと考えております。」


[Nava Networks社の概要]

Nava Networks社は、Nava-1プロジェクトの開発・運用・販売を目的として設立された、通信分野で十分な経験を持つ専門家の集団です。開発パートナーには、世界中の光ファイバーネットワークを構築している会社Dolphin Networksがあり、また、投資と開発面でのスポンサーは通信業界専門の投資会社Dolphin Communications Partnersです。

以 上

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