富士通株式会社(代表取締役社長:秋草 直之、本社:東京都千代田区丸ノ内、以下 富士通)と マイクロソフトコーポレーション(社長兼最高経営責任者:スティーブ バルマー、本社:米国ワシントン州レドモンド)ならびに マイクロソフト株式会社(代表取締役社長:阿多 親市、本社:東京都渋谷区笹塚、以下 マイクロソフトコーポレーションとマイクロソフト株式会社を合わせ マイクロソフト)はこのほど、Windows ® プラットフォームでの企業向けビジネスの拡大のためにグローバルな提携を行うことで合意いたしました。
【両社の提携における主要項目】
- お客様システムの設計段階からのサービスとサポートを強化
富士通は、メインフレームで培った経験とノウハウを生かした高いシステム構築力を基に、富士通のハードウェアとミドルウェア、およびマイクロソフトのWindows 2000製品群と「Microsoft ® .NET Enterprise Servers (*1)」の組み合わせによる、設計と適用検証のサービスを行う「Windowsプラットフォームセンター」を、平成12年10月1日に富士通のソフトウェア事業本部内に設立します。本センターの規模は、初年度100名、3年後には200名を予定しております。
富士通とマイクロソフトは、Windowsプラットフォームが基幹業務システムならびにインターネットビジネス等の高可用性を要求される大規模なエンタープライズ市場で十分使用できることを実証するとともに、顧客案件ベースの協調関係を強化します。お客様は、この実績に基づくシステム構築が行えます。富士通は、今後3年間で850件のカスタマーリファレンスを構築します。
Windowsプラットフォームセンターを中心に、富士通グループのシステムエンジニアとソフトウェアエンジニアなど約11,000名が、マイクロソフトテクノロジーを習得します。そのうち1,000名を超えるMCSE、MCSD、MCDBAを育成します。
- 製品と技術分野での連携
富士通とマイクロソフトは、製品開発段階から富士通のミドルウェア(「INTERSTAGE」、「SystemWalker」、「COBOL」など)と「Microsoft .NET Enterprise Servers」との製品レベルの技術連携を強化します。加えて、これらを利用した開発と共同プロモーションをグローバルに推進します。
また、富士通とマイクロソフトは協力して、ハイエンドIA32/IA64サーバなどの次世代プラットフォーム分野の開発と販売推進体制を強化します。
富士通は、今回のマイクロソフトとの提携により、以下の実現を目指します。
- お客様にエンタープライズ分野も含めたOne to oneソリューションを安心して構築して頂くために、これまで以上の信頼性・可用性・拡張性を備えたWindowsプラットフォームのソリューションを提供します。
- ハードウェア、ソフトウェア、サービスおよびサポートを含めた企業向けWindows関連のビジネスを、3年後に現在の2倍以上を目指します。
- WindowsベースのIAサーバのシェア国内第1位を目指します。
【語句説明】
- *1:Microsoft .NET Enterprise Servers
- マイクロソフトの新戦略「Microsoft .NET(ドットネット)」に対応させたエンタープライズ向け新サーバ製品群
【商標について】
- Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
- その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です
以 上
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