当社は、国際的なセキュリティ標準規格である「ISO15408」 (*1)、「BS7799」 (*2)の認証取得を支援するコンサルティングサービスを9月19日から実施いたします。
昨今、インターネットを経由した外部の者による情報システムへの不正侵入、データの改ざんや窃取、システムの破壊、利用妨害、組織内部の人間による情報漏洩等の事件、事故が社会問題になっております。これに対して、各企業では様々なセキュリティ対策を講じておりますが、同時にそれらの対策が十分であるかどうか、客観的な評価も求められております。
海外では、製品や情報システムのセキュリティレベルを認証する制度が一般化しており、今後は国内においてもセキュリティレベルを満たすことが、ビジネスの条件となると予測されます。
当社は、かねてより「ISO15408」,「BS7799」といった国際標準をもとに、国際的に通用するセキュリティポリシーの策定や十分なレベルを備えたシステム構築・運用の支援を「InfoSecure(情報セキュリティサービス)」として提供してまいりました。
今般、これに加え「ISO15408認証取得支援コンサルティング」、「BS7799認証取得支援コンサルティング」を国内で初めて開始致します。
これらのコンサルティングサービスは、インターネットバンキングシステムやインターネットデータセンターなどセキュリティ標準に準拠したシステム構築・運用支援の経験、および、当社製ソフトウェア製品 (*3)の国内初の海外認証取得といった豊富な実績をベースに提供できるものです。
- ISO15408認証取得支援コンサルティング
システムがISO15408に適合するためのコンサルティングおよび、英国認証機関(CESG)の認証書取得を支援いたします。認証書は、各国認証機関との相互承認協定によって通用する認証書です。
- BS7799認証取得支援コンサルティング
システムの組織、教育、運用等の情報セキュリティに関する管理が、BS7799に適合するためのコンサルティングおよび、認証機関の認証書取得を支援いたします。
これらのコンサルティングサービスは、富士通株式会社、株式会社富士通北陸システムズ(本社:石川県金沢市、代表取締役社長 : 古丸 健)、株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(本社 : 神奈川県川崎市、代表取締役社長 : 鵜飼 直哉)が実施いたします。
お客様のメリット
- 第三者による客観的なセキュリティ対策の妥当性を評価できます。
- 認証機関による「認証書」を取得することによって、企業イメージの向上が図れます。
- 顧客に対して安全をアピールすることができます。
- 企業、組織としての社会的な責任を果たしていることを証明することができます。
- 機密情報の安全管理が実現します。
- 他企業から安心してネットワークの接続が行えます。
- セキュリティに対する投資目標が明確になります。
- 今後増加が見込まれる国際調達の入札条件(国際標準規格に合格していること)に対応することができます。
- [販売価格]
- 個別見積もり
- [販売目標]
- 今後三年間で200件の実施を予定しています。
- (*1)「ISO15408」 :
- 「ISO15408」の名称は、「ISO/IEC15408 (Information technology - Security techniques --Evaluation criteria for IT security -)」で、1999年12月に発行されました。
「ISO/IEC 15408」は、製品や情報システムの開発/製造/運用にかかわるセキュリティ標準です。海外では、既に製品やシステムが評価基準に準拠しているか否かを検証し、合格すると認証書を発行するというセキュリティ評価・認証制度を運用しています。
- (*2)「BS7799」 :
- 「BS7799」は、英国のBSI/DISC委員会が、企業のセキュリティ管理に関するガイドラインを「Information security management」(BS7799)として作成したものです。(1999年に第2版発行)
企業のセキュリティ管理の教科書として、世界で広く活用されています。
IS化(ISO17799)が予定されています。
- (*3) 当社製ソフトウェア製品 :
- ファイアウォール製品「Safegate」は、 2000年3月、 英国認証機関(CESG)からISO15408評価認証制度(UK ITSec scheme) に基づき、セキュリティ認証書を取得しました。
以 上
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