富士通株式会社(本社:東京都丸の内、代表取締役社長:秋草直之、以下 富士通)と コンピュータ・アソシエイツ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三ッ森隆司、以下CA)は本日、CAのエンタープライズ・ストレージ管理ソリューションを富士通のメインフレーム顧客に提供することでその提携関係を強化していくことを発表しました。
これにより、富士通の大型汎用機をお使いのお客様は、既存のIT資産を活用しながらeビジネスの基盤をこれまで以上に効率良く構築できるようになります。
今回の提携強化により、富士通は、CAの バーチャル・テープ・システム技術(CA-Vtape:仮想テープシステム技術)を、MSPオペレーティングシステムで稼動する富士通のグローバルサーバ「GS8000シリーズ」に移植し、富士通のお客様へ販売・サポートして行きます。
CAのバーチャル・テープ・システム技術は、従来テープ装置を使用していたアプリケーションを変更することなく、その入出力をディスクデバイスにエミュレーション可能で、システムの運用要件に合わせ、テープもしくはテープライブラリへ効率良く格納します。本来逐次処理されるテープ処理が既存のディスクに対する並列処理に置き換わり、I/Oスループットを大幅に改善することができます。
富士通は、従来のストレージ管理の世界に仮想テープという新たな技術基盤を確立することができます。eビジネス時代のお客様の厳しいストレージ管理の要求にお応えする最適なソリューションをグローバルサーバ「GS8000シリーズ」に提供します。
[ 富士通からのコメント ]
「昨今のeビジネスへの需要の高まりと共に、多くのお客様から堅牢なストレージ管理ソリューションの要求が急増しています。さらに、既存のIT資産であるメインフレームシステムの効率的な活用が一層望まれています。このようなお客様の要求に実績ある経験とノウハウとWeb時代のスピードで迅速にお応えするには、富士通とCAの協調によるストレージ管理ソリューションが最適です。」
富士通株式会社 常務取締役 前山 淳次
[ コンピュータ・アソシエイツのコメント ]
「CAと富士通は永年、Webアプリケーション開発環境であるJasmineやデータストレージ管理製品としてはデファクトであるARCserveIT製品の開発・マーケティングを協調して行なってきました。
そして、今回の提携強化は、メインフレームベースのストレージ管理により顧客を支援するという、両社のパートナーシップを新たな次元へと展開するものです。」
コンピュータ・アソシエイツ株式会社
代表取締役社長 三ッ森隆司
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(注:) CA−Vtapeは旧スターリングソフトウェアのSAMSシリーズの製品です。メインフレームからオープンシステムまでストレージ管理を高度に自動化、かつダイナミックに最適化できるソリューションとして日本でも多くのお客様にご使用いただいております。今後、CAのエンタプライズ・マネジメント技術と統合され、SANへの展開などさらに高度なストレージ管理ソリューションとして進化して参ります。
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ニューヨーク州アイランディア市に本社を置くコンピュータ・アソシエイツ・インターナショナル社(NYSE:CA)は、革新的な技術、サービス、及び教育プログラムにより、eビジネスを可能にするエンドツーエンドのインフラストラクチャを提供する、世界最先端のソフトウェアベンダです。CAは全世界に約20,000人の従業員を有し、2000年3月31日で終了した年度の決算では、約60億ドルの売上を記録しました。
* 本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
以 上
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