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FUJITSU
[ PRESS RELEASE ] 2000-0154
平成12年6月26日
富士通株式会社

米国アームストロングレイング社と提携し、
ABC原価管理システム「Metify ABM」を新発売

〜第1号ユーザ滋賀銀行殿で稼働〜

当社は、金融ソリューション体系「@FINANCIALVISION(ファイナンシャルビジョン)」の一つである戦略経営管理ソリューション(SMS)(*1)の新ソリューションとして、ABC(*2)原価管理システム「Metify ABM(メティファイ・エイビーエム)」(日本語版)を6月26日から発売いたします。

当社ではすでに1999年4月より、米国アームストロングレイング社(本社 : 米国アトランタ)との提携により、欧米の金融機関で最大の実績を誇る同社システム「Metify ABM」の日本国内におけるプレマーケティングを実施しております。このほど第1号ユーザである滋賀銀行殿(本店 : 滋賀県大津市)での稼働とともに日本語版システムを商品化したものです。

本システムは滋賀銀行殿で、経営管理の手法をこれまで以上に高度化するため、新しいABC原価管理システムとして本年6月より稼働いたしました。
滋賀銀行殿では従来から、ABCの理論を採り入れた原価管理システムを汎用コンピュータ上で運用しておりましたが、分析機能とメンテナンス性の向上を狙いシステムのレベルアップとダウンサイジングを実現させました。来年 4月には旧システムから完全移行する予定です。
これまでのシステムではコスト分析で経営管理部門やシステム部門の負荷が大きく、また組織変更や金融商品の新規追加などに伴うデータメンテナンスの作業負荷も多大なものがありました。
新システムは人件費、物件費、取引件数、事務量などのデータを元に、商品別、営業チャネル別などの様々な切り口でコスト構造を分析できます。銀行全体/特定部門のどのような場面でどのようなコストがかかっているかの実態を詳細に把握することが容易にできます。このため、経営管理部門が、どのような施策によりコスト削減やコスト構造の改善を行うべきか具体的に検討することが柔軟に行えます。
また、すでに運用中の取引明細データベースを持つALMシステムや収益管理システム、顧客情報を統合したデータベースマーケティングシステムと連携させることにより、部門別/営業店別や顧客別の収益や採算情報をより精緻に管理、分析することができます。
滋賀銀行殿ではこのような統合的な経営管理情報により、収益力の向上と健全性の確保という地域金融機関としての経営課題に取り組んでおられます。

一般に経営管理の手法については、市場リスクや信用リスクなどのリスク管理、収益管理の手法が進歩してきており、原価管理も追随して米国では進歩が著しくなってきています。
欧米では、元来製造業の間接費の管理手法として発達してきたABC原価管理が、製造業/流通業はもとより公共部門や病院を含むサービス業まで幅広く導入され、金融業ではいまや米国銀行の70%が何らかの形でこの手法を採り入れて活用しています。
日本国内では全産業でABC原価管理が研究され、特に金融業では収益力の強化を図るため、コストを削減し高収益分野の業務に集中する、経営戦略に大きく貢献するモニタリングツールとして注目されてきております。
当社は、金融業のみならず全産業への販売、サポートを視野に入れ、今後の体制を整備していく予定です。

−ABC原価管理システム「Metify ABM」の概要−

【販売価格】1,500万円(税別、クライアント/サーバ型 3クライアントまで)
【出荷時期】2000年8月下旬より
【販売目標】3年間 50システム
【動作環境】サーバ : Windows NT
クライアント : Windows98, Windows NT

7月12〜14日に開催される財団法人金融財政事情研究会主催の「エレクトロニック・バンキング総合展」において、本システムのデモシステムを出展いたします。

【システムの特長】

第一の特長は、原価を部門や商品に配賦するにあたって「活動」の概念を介在させるABC原価管理の理論に従い、概観的にも詳細にも、管理目的に合わせてコストの実態が把握できます。自由な切り口でデータを表示、抽出できるため、どの部門のどの活動を、またどの商品にかかる何の費用を改善すべきか具体的に検討することができます。経費を配賦するだけでなく、業務改善や経営戦略策定などには大変有効な機能です。
第二は、特定の商品の販売量を増減させたり、特定のチャネルを拡大したり、特定の業務活動をアウトソーシングしたりなど様々なケースをシミュレーションし、それに必要となる活動や費用を逆算してみることができます。これを管理や評価の基準や経費予算の目安として利用することができます。

【経営管理業務への広がり】

「ABC原価管理システム」は、原価と同様の切り口で収益情報と統合することによって、部門別、商品別、顧客別採算状況が精緻に把握できます。本システムに収益情報を取り込むか、または本システムから原価情報を取り出して収益管理システムに提供することにより、収益と経費の両面から経営戦略を検討する、高度化された収益管理システムの実現が可能です。
当社は、金融機関のお客様にSMSの1コンポーネントとしてご導入いただき、経営管理システム全体の構築や見直しをお手伝いいたします。

【注釈】

(*1) SMS : Strategic Management Solution
(*2) ABC : Activity Based Costing

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以 上

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