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FUJITSU
[ PRESS RELEASE ] 2000-0151
平成12年6月22日
富士通株式会社

インターネット時代のビジネスを支える
基盤ソフトウェア「INTERSTAGE」を大幅に機能拡張

〜 EAI/EIP市場向けにサーバソフトウェア群をファミリー化 〜

当社はこのほど、アプリケーション・サーバソフトウェア「INTERSTAGE(インターステージ)」に大幅な機能強化を行い、関連するサーバソフトウェア群を加えファミリー化したソフトウェアプラットフォーム「INTERSTAGE V3」を、6月22日より販売を開始いたします。

21世紀を控え、規制緩和による新ビジネスの創造、連結会計やキャッシュフローなどによるグローバルな経営指標、顧客サービスのさらなる向上など、企業は激しく変化する経営環境への迅速な対応を迫られています。 そのためには、ビジネスや業務を統合することで、ビジネスプロセスを革新し、顧客やトレーディングパートナーとの関係を再構築して、企業競争力を強化することが不可欠です。
当社はこうしたビジネスや業務の統合に向けて、EAI(*1)/EIP(*2)技術を活用したインターネット時代のビジネス統合モデル『The Extended Enterprise Model』を、平成12年1月に確立しております。

「INTERSTAGE V3」は、これまで提供しておりましたWebアプリケーションサーバ「INTERSTAGE Application Server」を核に、新たにポータルサーバ「INTERSTAGE PortalWorks」、インテグレーションサーバ「INTERSTAGE CollaborationRing」、ネットワークアクセスサーバ「INTERSTAGE Security Director」「INTERSTAGE Traffic Director」が追加され、適用分野が拡大されました。 これにより、さらに高い信頼性・拡張性・可用性を持ったビジネス統合モデルが実用化され、お客様がインターネットを活用してビジネスを強力に推進できるようになります。

【「INTERSTAGEファミリー」の概要と商品】
  • ポータルサーバ」(新規)
    ネットワークに広がる企業情報を統合し、利用者ごとに最適化したポータルサイト(*3)を構築する機能を提供します。 これにより、柔軟性のあるポータルシステムの早期構築を実現します。

    「INTERSTAGE PortalWorks(インターステージ ポータルワークス)」

  • インテグレーションサーバ」(強化)
    部門間・企業間を横断した業務プロセスやデータを統合する機能を提供します。 これにより、業務プロセスの革新や取引先・顧客とのリレーションシップの向上を実現します。

    「INTERSTAGE CollaborationRing(インターステージ コラボレーションリング)」、
    「INTERSTAGE AGENTPRO(インターステージ エージェントプロ)」

  • アプリケーションサーバ」(強化)
    最新のJava技術[J2SE V1.3(*4)、JSP(*5)、XML(*6)]を採用したコンポーネント開発環境と実行環境を提供します。 これにより、オープンなコンポーネントアプリケーションの早期構築と展開を実現します。

    「INTERSTAGE Application Server(インターステージ アプリケーションサーバ)」、
    「INTERSTAGE APWORKS(インターステージ エーピーワークス)」

  • ネットワークアクセスサーバ」(新規)
    アプリケーションサーバと連携し、万全なセキュリティと安定したトラフィック管理機能を提供します。 これにより、安全で高品質なインターネット時代のネットワークインフラの構築を実現します。

    「INTERSTAGE Security Director(インターステージ セキュリティ ディレクター)」、
    「INTERSTAGE Traffic Director(インターステージ トラフィック ディレクター)」
さらに、当社のコンポーネントウェア(*7)体系「ComponentAA(*8)」に基づいてEAI/EIPシステムのアプリケーションを短期間で実現するEJB(*9)コンポーネントを、本年10月より販売業務機能から順次提供してまいります。
これらにより、当社のソリューション体系「SOLUTIONVISION(ソリューションビジョン*10)」のベーシックレイヤとアプリケーションレイヤの機能強化を行います。

当社は、今後もますます進展するインターネット時代の情報システムに向けて、インターネットビジネスを支える基盤ソフトウェア「INTERSTAGEファミリー」とコンポーネントウェア商品の機能強化を行います。 加えて、サービス商品の拡充と、プラットフォームであるハードウェア・ソフトウェアの両面で機能強化を継続的に行います。

【販売目標】

「INTERSTAGE」全体で、3年間で50,000サーバの販売を予定しています。

【新商品・機能強化の概要】

ポータルサーバ」

(1)「INTERSTAGE PortalWorks」
インターネットビジネスに適応するビジネスコラボレーション環境をスピーディに構築するポータルサイトの基盤ソフトウェアとして、下記機能を提供します。
  • 知的で簡易な情報アクセスと活用
    - 先進の概念検索やイメージ検索による目的コンテンツの容易な検索
    - 検索ノウハウの蓄積と再利用

  • イントラネット、インターネットに広がる情報、サービスへのシングルアクセスポイント
    - インターネット標準技術であるWeb/Java/XML技術を採用し、グループウェアやビジネスインテリジェンスといったインターネット上の各種サービスや流通ソフトとの柔軟な連携を実現
    - クライアント環境はすべてWebブラウザインターフェース
    - シングルサインオン

  • 個々の活動にあわせたコンテンツのパーソナライズ
    - 個々の利用者に合わせた画面カスタマイズ
    - 個々の利用者に合わせた語彙変換

インテグレーションサーバ」

(1)「INTERSTAGE CollaborationRing」
ビジネスルールに基づいて企業プロセスを統合するインターネット環境でのコーポレイトハブとして下記機能を提供します。
  • コンテンツ表現にXMLを全面採用

  • 国際標準(Wf-XML)のワークフロー技術の装備

  • 現行資産の有効活用に向けた各種アダプタの充実(SAP R/3、全銀、JCA各アダプタ)

  • 国内外との企業間接続の保証

  • 豊富な転送サービス(HTTP、SMTP、CORBA、MQゲートウェイ)

  • 業界標準フォーマット変換サービス(XML、CII、UN/EDIFACT、ANSI及び任意形式間の相互変換
(2)「INTERSTAGE AGENTPRO」
先進のソフトウェアエージェント技術を駆使したインターネット時代の知的情報ハブ構築サーバとして下記機能が強化されています。
  • RDBに加え多様なデータソースをサポート(NDB/VSAMなどメインフレーム系データベース、業務アプリケーション、文書系データベースなど)

  • 大規模システム対応(システムの並列化/HA化など)

  • セキュリティ(認証、アクセス制御)管理エージェント

  • 各種運用操作のGUI化
アプリケーションサーバ」

流通コンポーネントを活用したアプリケーションの開発と展開を支援するアプリケーションサーバとして下記機能が強化されています。

(1)「INTERSTAGE Application Server」
  • Webアプリケーション市場への浸透(WebEditionの新規提供)

  • 大規模システムへの適用性拡大(高信頼化構成の多様化、メインフレーム相当のOLTP強化、数万台オーダの大規模クライアントのサポートなど)

  • コンポーネント実行環境の強化(最新Java技術の採用など)
(2)「INTERSTAGE APWORKS」
  • 最新Java技術(J2SE V1.3、JSPなど)によるコンポーネント開発環境の強化

  • EJP/JSP/Servlet向けのWebアプリケーション開発環境の提供(Web Editionの新規提供)
ネットワークアクセスサーバ」

インターネット環境から「INTERSTAGE Application Server」上の業務を快適に利用できるネットワークインフラを実現するサーバとして以下の機能を提供します。

(1)「INTERSTAGE Security Director」
「INTERSTAGE Application Server」の強固なセキュリティを確保するセキュリティ管理ソフトウェアとして下記機能を提供します。

  • データ通信のセキュリティを確保するファイアウォール機能

  • アプリケーションサーバへのアクセスの一元管理
(2)「INTERSTAGE Traffic Director」
「INTERSTAGE Application Server」に対するきめ細かなトラフィック管理により、業務の快適な利用を実現するソフトウェアとして下記機能を提供します。

  • URLベースによる負荷分散

  • トランザクションの一意性保証

  • QoS(Quality of Service)による制御

  • データキャッシュ機能の搭載
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【新商品の税別価格と出荷時期】
  • 「ポータルサーバ」
    「INTERSTAGE PortalWorks V3」(Windows版)
      : 600万円より、平成12年8月末出荷予定

  • 「インテグレーションサーバ」
    「INTERSTAGE CollaborationRing PM V3」(Windows版)
      : 1,000万円より、平成12年6月末出荷予定
    「INTERSTAGE CollaborationRing PM V3」(Solaris版)
      : 1,000万円より、平成12年8月末出荷予定
    「INTERSTAGE CollaborationRing adapter for R/3 V3」(Windows版)
      : 300万円より、平成12年8月末出荷予定
    「INTERSTAGE CollaborationRing adapter for R/3 V3」(Solaris版)
      : 300万円より、平成12年9月末出荷予定
    「INTERSTAGE CollaborationRing 全銀アダプタ V3」(Windows版)
      : 100万円より、平成12年6月末出荷予定
    「INTERSTAGE CollaborationRing 全銀アダプタ V3」(Solaris版)
      : 100万円より、平成12年8月末出荷予定
    「INTERSTAGE CollaborationRing JCAアダプタ V3」(Windows版)
      : 100万円より、平成12年6月末出荷予定
    「INTERSTAGE CollaborationRing JCAアダプタ V3」(Solaris版)
      : 100万円より、平成12年8月末出荷予定
    「INTERSTAGE AGENTPRO Standard Edition V3」(Windows版)
      : 100万円より、平成12年7月末出荷予定
    「INTERSTAGE AGENTPRO Standard Edition V3」(Solaris版)
      : 500万円より、平成12年8月末出荷予定

  • 「アプリケーションサーバ」
    「INTERSTAGE Application Server Web Edition V3」(Windows版)
      : 40万円より、平成12年7月末出荷予定
    「INTERSTAGE Application Server Standard Edition V3」(Windows版)
      : 140万円より、平成12年6月末出荷予定
    「INTERSTAGE Application Server Standard Edition V3」(Solaris版)
      : 140万円より、平成12年8月末出荷予定
    「INTERSTAGE Application Server Enterprise Edition V3」(Windows版)
      : 280万円より、平成12年6月末出荷予定
    「INTERSTAGE Application Server Enterprise Edition V3」(Solaris版)
      : 280万円より、平成12年8月末出荷予定
    「INTERSTAGE APWORKS Web Edition V3」(Windows版)
      : 15万円より、平成12年7月末出荷予定
    「INTERSTAGE APWORKS Professional Edition V3」(Windows版)
      : 20万円より、平成12年6月末出荷予定
    「INTERSTAGE APWORKS Enterprise Edition V3」 (Windows版)
      : 40万円より、平成12年6月末出荷予定

  • 「ネットワークアクセスサーバ」
    「INTERSTAGE Security Director V3」 (Windows版)
      : 180万円より、平成12年7月末出荷予定
    「INTERSTAGE Security Director V3」 (Solaris版)
      : 180万円より、平成12年8月末出荷予定
    「INTERSTAGE Traffic Director V3」 (Windows版)
      : 128万円より、平成12年7月末出荷予定
    「INTERSTAGE Traffic Director V3」(Solaris版)
      : 128万円より、平成12年8月末出荷予定
【用語解説】
*1:EAI
Enterprise Application Integration、企業内の異なる業務システム間や、企業間のシステムを相互に連携し、データやプロセスを統合するための技術。
*2:EIP
Enterprise Information Portal、EAIで統合された様々なデータや業務プロセスを個々の利用者に合わせてパーソナル化されたポータルサイトを作成し、インターネット経由でサービスを利用できるようにする機能。
*3:ポータルサイト
Portal Site、ポータルは「玄関、入り口」という意味。インターネットへの入り口の役割を果たしているホームページ。
*4:J2SE V1.3
Java2 Platform, Standard Edition, V1.3
*5:JSP
JavaServer Pages、HTMLの中にJavaのプログラムコードやコンポーネント(Servlet,EJB等)の呼び出しを埋め込むことができる技術
*6:XML
eXtensible Markup Language、拡張可能なマーク付け言語
*7:コンポーネントウェア
コンポーネントによるソフトウェアの総合開発体系「コンポーネント指向アプリケーションアーキテクチャ」のうち、実際のビジネスシステム開発に活用できるコンポーネント製品。 コンポーネントを利用してシステム開発を支援する開発環境製品、及びそれらを利用するための教育やサービス。
*8:ComponentAA
1997年11月に当社が発表したコンポーネントウェア体系。 高生産性、高品質なシステム開発を実現する国際標準に準拠したコンポーネントと開発/実行環境。
*9:EJB
Enterprise JavaBeans、Java言語を使ったサーバアプリケーションを開発・実行するためのプラットフォーム仕様。 サーバアプリケーション開発で必要となる各種サービス(トランザクション処理、セッション管理等)を標準で提供し、コンポーネント(部品化されたアプリケーション)を用いたアプリケーションの開発をサポートするなどの特長を持つ。
*10:SOLUTIONVISION
1997年11月より、当社が提唱しているソリューションの体系。 お客様に最適なソリューションを提供する3つの階層(サービスレイヤ、アプリケーションレイヤ、ベーシックレイヤ)で構成。
【商標】
  • JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
  • Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
  • Solarisは、米国Sun Microsystems, Inc.の商標です。
  • 製品名等の固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
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製品紹介ホームページ:
http://www.fujitsu.co.jp/jp/soft/interstage/

以 上

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