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FUJITSU
[ PRESS RELEASE ] 2000-0143
平成12年6月15日
富士通株式会社

グローバルブランドプロジェクトの実施について

当社は、富士通グループとしてのブランド "FUJITSU" を強化し、インターネットへの取り組みをさらに明確にしていくために、グローバルブランドプロジェクトを6月20日から実施いたします。具体的には以下の3つを実施してまいります。
(1) コーポレートブランドフレームワークを策定
(2) 富士通グループのグローバルなポータルサイトを設置
(3) ブランドプロモーション活動を展開

近年、インターネットの急速な普及とともに、産業・社会は大きく変化しつつあります。

当社は、昨年6月にグループ全体の事業戦略を "Everything on the Internet" として、 インターネット関連の事業に富士通グループが集中していくことを決定いたしました。
さらに、当社では、富士通グループが、グローバルにインターネットを使ったソリューションを提供できる力を持ち、21世紀に向けて信頼できるパートナーであることを世界的な規模で明確にしていくために、今回、グローバルブランドプロジェクトを実施することを決定いたしました。
プロジェクトの概要は以下の通りです。
  1. コーポレートブランドフレームワークを策定

    [コーポレートブランド]
    富士通グループは、グローバルに約500社で構成されています。連結経営の時代には、グループ全体の価値を高めることが必須です。この一環で、グループ全体のブランドとして "FUJITSU" を共有し、グローバルに富士通ブランドの価値を高めてまいります。
    富士通ブランドの一貫性を保持していくために、富士通ロゴについての利用指針を明確化し、順次、グループ各社に適用していくとともに、社名についても「富士通 または Fujitsu」という名称の利用について方針を定め、今後、各社と検討し、見直しを進めてまいります。

    [ブランドマネジメント]
    富士通ブランドの価値向上を継続的に図っていくため、社長直属のブランドマネジメント専任組織として「コーポレートブランド室」を6月29日付けで設置いたします。あわせて、各ビジネスユニット、グループ会社ごとにブランド管理者を任命し、ブランドマネジメントを進めてまいります。

    なお、商品ブランドについては、富士通グループとして、すでにノートパソコン(LIFEBOOK), サーバ(PRIMERGY/PRIMEPOWER/PRIMEFORCE)などを世界統一の名称で販売しております。さらにソフト・サービス商品についてもグローバルに商品ブランド戦略を展開してまいります。

  2. 富士通グループのグローバルなポータルサイトを設置

    富士通グループのグローバル・ポータルサイトとして「fujitsu.com(フジツウ・ドット・コム)」を6月20日に開設し、インターネット上で日本語と英語で富士通グループのビジネスについて紹介してまいります。
    当社は、インターネットのリーディングユーザとして、ビジネスプロセスの新しい構造を実現するため、「fujitsu.com」をワン・トゥ・ワン・マーケティング、先進的サービスを実践するグローバルなマーケティングサイトとして位置づけていきます。
    「fujitsu.com」の運用を担当する部署として、「fujitsu.com室」を6月29日付けで新たに設置いたします。

    *「fujitsu.com」のURL: http://www.fujitsu.com/

  3. ブランドプロモーションを展開

    [広告キャンペーン]
    「ひとりひとりに、ひとつひとつのインターネット・ソリューション」をテーマにした新しいグローバルな企業広告キャンペーンを、テレビ・新聞・雑誌で展開してまいります。
    この企業広告は、まず日本国内で開始し、今秋から海外でも展開していく予定です。
    テレビCM、新聞・雑誌広告では、グローバルな展開を考慮して、日米の広告代理店による合同チームをパートナーとして制作し、本格的なインターネット時代の到来に向けて変わっていく富士通をアピールしてまいります。また、新聞・雑誌広告では、No.1のインターネット・サービス・プロバイダーである「@nifty」など、インターネット時代を担う富士通の具体的な姿を紹介してまいります。

    (ご参考: 新しい企業広告のベースメッセージ)

    あなたの顔は、あの人とはちがう。あなたのビジネスは、あの人とはちがう。
    だから求められるインターネットのカタチも、決してみな同じではないはずです。
    ひとりひとりに、ひとつひとつのインターネット・ソリューション。

    [コーポレートメッセージ]
    当社の事業戦略をお客様に向けて具体的に表現するコーポレートメッセージを、
    "The Possibilities Are Infinite."
    と決定し、富士通ブランドと一体化して使用してまいります。
    当社は、1989年に制定した現在のシンボルマークでインフィニティ(無限大マーク)を使用しております。"The Possibilities Are Infinite."は、この「無限大」というイメージを継承するとともに、インターネットに集中していく富士通グループの事業戦略を具体的に表現するメッセージとして選定したものです。「富士通は、世界中のお客様とともにインターネットの特性である『無限の可能性』を追求し、最適な商品、ソリューションを提供していくパートナーである」ということを明確にしていきます。

当社は、インターネットの急速な普及による産業・社会の変化を見据え、1997年の米アムダール社、1998年の英ICL社の完全子会社化によるグローバルなソリューションビジネス体制強化、1999年のニフティ(株)の完全子会社化によるインターネット事業の強化(No.1インターネットサービス・プロバイダー「@nifty」の誕生)など、着実にインターネット時代への対応を進めてまいりました。
また、光ネットワーク技術、高性能サーバ技術、次世代モバイル技術、最先端の半導体技術など、インターネット時代のインフラを支え、今後のネットワーク社会の発展に必要となる様々な分野にさらに注力していきます。
当社は、2〜3年後にはインターネットが社会の基幹インフラとして当然のものになるとの認識の下、お客さまとともに、ビジネスに秘められた「無限の可能性」を追求してまいります。

以 上

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