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[ PRESS RELEASE ] 富士通
2000-0124
平成12年5月31日
富士通株式会社

インターネット上の仮想研究所「NetLaboratory」を拡充


〜新たに3つの研究室を追加〜

当社は、研究者やエンジニアのためのネットコミュニティ「NetLaboratory」(ネットラボラトリ)の機能強化として、5 月31日から新たに3つの研究室を追加し、新サービスの提供も開始いたします。
「NetLaboratory」は、インターネット上に分野別の仮想研究室とこれらの活動を支えるいくつかの基本サービスを実現したものです。 本年1月31日より、バイオ研究やバイオビジネスにかかわる企業、大学、研究機関向けに、情報やサービスを提供する研究室を試験的に運営してまいりました。
このたび、材料設計、CAE(Computer Aided Engineering)、HPC(High Performance Computing)の3つの分野についての研究室を新たに開設し、提供するサービスについても順次拡充を行うことで、本格的なサービスを開始いたします。

「NetLaboratory」は大学・企業の研究者・エンジニアの方々からなるメンバーと、「NetLaboratory」の主旨に賛同するパートナーの方々によるコンテンツ、インターネットリーディングカンパニーとして富士通が持つネットビジネスのインフラ、各分野のコンテンツから構成されるネットコミュニティです。 当社は「NetLaboratory」を、メンバー・パートナー間のコラボレーションによる研究開発の促進・ビジネス創出の「場」として推進してまいります。 国内外の関係者との密接な連携によって、我が国の研究開発の発展と国際力強化に大きく貢献してまいります。

【「NetLaboratory」概要】

1.サービス内容:サイエンス・エンジニアリングにかかわるインターネット上の情報提供・サービス提供
2.センター所在地:富士通幕張システムラボラトリ内
3.URLアドレス:http://www.netlaboratory.com/

【「NetLaboratory」の提供サービス】

  1. 産官学の研究者を対象に、研究・開発に必要となる情報提供を行うとともに、研究者の情報発信の場を提供します。 さらに、共同研究・開発のためのインフラとして、計算リソース(ハード、ソフトウエア等)の提供も行います。

  2. あらゆる分野の研究者に対するIT利用支援の一環として、コンピュータハード・ソフトウエアのトライアルユース、教育訓練プログラムを提供します。

  3. サイエンス・エンジニアリングに関連の事業者を対象にインターネット上でビジネスの場を提供します。

  4. ベンチャー企業、または将来ベンチャー企業を興そうとする方々に、研究開発、製品技術の評価と普及を支援します。

【「NetLaboratory」の研究室概要】

  1. Bioinformatics(*1) (1月31日開設)
    バイオ・創薬研究に役立つ製品・技術情報が満載。創薬研究ソリューションを実現するアプリケーションやサービス、パートナー企業の製品情報などを取り揃え、研究をサポートします。

  2. Materials Design(材料設計) (5月31日新規開設)
    新材料の研究開発にかかわるソフトウェア・ツール・サービスなどの情報を提供する研究室です。計算化学を中心として、最新の動向やアプリケーション(CCS:Computer Chemistry System)をご紹介します。また、材料開発に携わる研究者の情報交換の場を提供し、研究開発をご支援します。

  3. CAE : Computer Aided Engineering(*2) (5月31日新規開設)
    皆様の製品開発の期間短縮・コストダウンに貢献できるよう情報紹介・製品紹介を行います。また、開発中アプリケーションのベータ版の提供、製品の評価版提供をさせて頂く予定です。

  4. HPC: High Performance Computing(*3) (5月31日新規開設)
    あらゆる研究開発を支えるHPC利用技術の情報を集積。 HPCプラットフォームの最新情報から、HPCソリューションを実現するアプリケーション/サービスの最新情報までを提供します。

【「NetLaboratory」のインフラと先進の技術】

  1. 「NetLaboratory」を支えるインフラ
    「NetLaboratory」の場を実現する計算機は当社インターネットデータセンター(館林)に設置し、セキュリティ、24時間の運用といった場のサービス実現に必要不可欠な機能を実現しています。 さらにB to Cのサービスを実現する与信管理、料金徴収等の機能を持ち、利用料を設定しての多彩なメンバーサービスを可能としています。 利用料をいただく、プレミアムメンバーは6月末より募集を予定しています。

  2. 「NetLaboratory」を支える先進のIT
    「NetLaboratory」の多彩なサービスを実現するために、先進のITが適用されています。超高速Web検索技術、高信頼の富士通UNIXサーバ、豊富な提供実績をもつVPO(*4)等、これまで実績のある各種技術に加え、高度な情報検索を支援する知的ガイド、計算機資源の有効利用を図る分散コンピューティング技術なども順次適用していく予定です。

提供コンテンツ・サービスについては、当社製品のみならず、産官学各分野の方々をパートナーとして募集し、連携して事業を推進していきます。
今後、当社は、「NetLaboratory」の活動を通して蓄積された成果をもとに、サイエンス・エンジニアリング各分野のソリューションを提供、強化いたします。 また、日本の研究開発型ベンチャー企業の海外ビジネス、および海外の研究開発型ベンチャー企業の日本でのビジネスを支援します。

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[用語説明]
*1 Bioinformatics(バイオインフォマティクス):
生命科学と情報技術を融合した概念で生命情報工学ともいう。コンピュータなど情報技術を 活用したバイオ関連の研究開発領域全般をいいます。

*2 CAE (Computer Aided Engineering)
コンピュータを活用した製品開発支援。 現在では、広く製造業一般で利用されています。

*3 HPC (High Performance Computing)
スーパーコンピュータに代表される、大規模な計算処理をいいます。 計算機本体だけでなく 大規模計算機の利用技術を含んでいます。

*4 VPO (Virtual Private Office)
利用者管理、掲示板、HP等の機能を提供する富士通の個別ユーザ向けイントラネットサービ スです。

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