当社はこのほど、業務を停止せずに高速にデータベースのバックアップを行うソフトウェア「SymfoWARE Server Advanced Backup Control(シンフォウェア サーバ アドバンスト バックアップ コントロール)」を開発し、5月30日より販売を開始いたします。
インターネットを活用する業務システムが急速に拡大している今日、業務システムを支えるデータベースは、ますます大規模化の方向にあります。 例えば、データセンターなどでは、テラバイト規模のデータベースシステムの構築や、インターネットを利用したBtoB、BtoC環境での大規模な業務システムの構築が行われています。 このようなシステムでは、万が一の不慮の事故に備え、業務システムに保守時間を設け計画的にデータベースのバックアップを行っています。 しかし、テラバイトを超える大規模なデータベースシステムとなると、通常の保守時間をはるかに超える時間が必要となります。 加えて、インターネットを活用した業務システムの場合、24時間365日の運用が求められるため、データベースの規模にかかわらず、瞬時にデータベースのバックアップを終えることが求められています。
このようなお客様からの要望にお応えするために、当商品は、テラバイトを超える大規模なデータベースでも、約1分でバックアップ(*1)します。 さらに、業務の運用中であってもデータベースのバックアップを行うことができ、柔軟なバックアップ運用を提供いたします。
加えて、万が一の不慮の事故によりデータベースが損失したときは、従来からご提供している高速なデータベースの復元(*2)を保証し、業務の早期再開を可能とします。
【税別価格と出荷時期】
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「SymfoWARE Server Advanced Backup Control 3.2」 | : | 400万円(税別)から、
平成12年6月末より出荷。 |
【販売目標】
- 「SymfoWARE Server Advanced Backup Control」は、今後2年間で200本の販売を予定しています。
【動作環境】
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・ | ハードウェア | : | PRIMEPOWER、GP7000Fファミリー、GP7000Sファミリー |
・ | 基本ソフトウェア | : | 日本語Solaris 7、日本語Solaris 8 |
・ | 必須ソフトウェア | : | SafeDISK 1.2 |
【補足説明】
- *1 : 約1分でバックアップ
- 1テラバイトのデータベースを約1分でバックアップし、これまでのデータベースのバックアップに比べ、100倍以上の性能向上となります。 これにより、バックアップ採取は準備作業などを含め、従来の約2%の時間で作業を完了します。(当社実測値:UNIXサーバ「GP7000F」で「SymfoWARE Server Enterprise Edition 3.2」と組み合わせて使用した場合)
- *2 : 高速にデータベースを復元
- 「SymfoWARE Server」は障害部分に局所化したデータベースの復旧技術を採用しています。 テラバイトクラスの巨大なデータベースでは、多数のディスク装置を使用してデータベースシステムを構築しますが、局所化したデータベースの復旧技術により、障害となった特定のディスクだけを復旧し、高速に業務を再開することが可能です。
【商標について】
- Solarisは、米国Sun Microsystems, Inc.の商標です。
- SymfoWAREは、富士通の登録商標です。
- その他名称については、各社の登録商標または商標です。
以 上
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