当社はこのほど、LANインタフェースを標準搭載しネットワークに直接接続が可能な、A3用紙対応の高速読み取りスキャナ「VSP330N」を、5月16日より企業向けに販売を開始いたします。
あわせて、SCSIインタフェースを標準搭載した「VSP330」も、同時に販売を開始いたします。
従来、据え置き型のスキャナ装置は、SCSIインタフェースでスキャナ装置と接続する専用のPCを1台設置し利用しなければなりませんでした。
また、オフィスの自席のPCで利用するためには、一旦、専用PCにデータを読み込んだ後、ファイルをコピーするなど煩わしい作業を行わなければならない場合もありました。
今回このような課題に対応するため、「VSP330N」にLANインタフェースを標準搭載いたしました。これにより、専用PCを用いることなく、ネットワークを介し自席のPC画面上でスキャナ装置を直接操作できます。
さらにサーバを利用したファイル転送や電子メールへのファイル添付などの形態で、自動的に自席のPCにイメージデータを自動転送することができるなど、オフィス内でスキャナの共用が図れます。
「VSP330N」および「VSP330」は、業界最高レベルの90面/分(*1)の高速読み取りを実現しております。加えて、最大100枚(*2)の連続読み取りが可能なADF(*3)も標準搭載しております。これらにより、大量の紙情報を高速に処理することが求められる、電子ファイリングやOCR(*4)業務に最適なスキャナ装置となっております。
【新商品の概要】
- 100Base-TX対応のLANインタフェースを標準搭載(VSP330N)
- 表/裏面それぞれに読み取りセンサーとデータ展開用メモリを搭載することで90 面/分の高速読み取りを実現(片面読取時は50枚/分)
- 最大100枚の連続読み取りが可能なADFを標準搭載
- 最大800dpiの高解像度
- さまざまな形態でイメージデータの読み取りが可能(VSP330N)
- ファイルサーバを利用する読み取り
- メールサーバを利用するメール読み取り
- ネットワークTWAINドライバによる読み取り
【販売価格と出荷時期】
| [価格(税別)] | [出荷時期] | [インタフェース] |
VSP330N | 110万円 | 7月末 | LAN(100BASE-TX/10BASE-T) |
VSP330 | 95万円 | 7月末 | SCSI-II |
【販売目標】
今後1年間で5千台(VSPスキャナシリーズ全体)
【注釈】
(*1) 読み取り速度は、A4,片面,200dpi,2値の場合です。
(*2) 最大給紙枚数は、連量55kg用紙を給紙する場合の枚数です。
(*3) ADF(Auto Document Feeder):自動給紙機構
(*4) OCR(Optical Character Reader):光学文字読取装置
【商標】
- 記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
インターネット 富士通 製品情報ページ ”PRINTER WORLD”
以 上
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