当社はこのほど、電機・精密・機械分野向けに、2次元から3次元設計環境への移行ができる2次元CAD*1と3次元CADの一体型システム「ICAD/MX-Hybrid」(アイキャド/エムエックス−ハイブリッド)を開発し、4月25日より販売を開始いたします。
近年、立体モデルを作成できる3次元CADシステムの適用範囲が広がり、導入効果を上げている企業が増えています。しかし、適用業種・業務や適用方法などによっては、2次元設計と異なる大幅な設計方法の変更が必要なため、3次元CADシステムの導入が必ずしも効率化に結びつかず、3次元化推進の大きなハードルとなっていました。
「ICAD/MX-Hybrid」は、これらの問題を解決するために、2次元設計の生産性を維持しつつ、いつでも必要なときに簡単に3次元モデルを作成できる3次元設計を可能にいたしました。
これにより、既存資産を有効活用しながら、3次元設計環境を実現することができ、大幅な設計期間の短縮が図れます。
【「ICAD/MX-Hybrid」の主な特長】
- 2次元/3次元の融合システムを実現
構想、詳細、部品などのあらゆる設計工程における、2次元の図面データと3次元のモデルデータとのシームレスな連携により、2次元の図面から簡単に3次元モデルを作成したり、3次元モデルで確認した干渉部分を2次元図面へ投影できるなど、3次元設計を意識しない使いやすい設計環境を提供いたします。
- CAD/CAE一体型シミュレーションを実現
解析シュミレーション機能を本製品に組み込むことにより、解析結果を確認し、モデルを変更するといった作業を設計者自身が簡単に行うことができます。
- 複雑な製品形状のモデル作成を実現
3次元データの表示方法であるサーフェース*2とソリッド*3を混在させて扱うことができ、曲面形状モデルや類似モデルを簡単に作成できます。
【出荷時期】 | 平成12年10月1日 |
【標準価格(税別)】 | 118万円より |
【販売目標】 | 3年間で合計5000システム |
【動作環境】 |
・対応OS | : WindowsNT4.0,Windows2000(予定) |
・ディスク容量 | : 400MB以上 |
・メモリ | : 128MB以上 |
【用語解説】 |
*1 : CAD(Computer Aided Design) : コンピュータ支援設計
*2: サーフェス : 3次元データを曲面によって、表現する表示方法
*3: ソリッド : 3次元データを面の集まりによって、表現する表示方法
|
【商標】Microsoft,Windows,Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
製品紹介ホームページ: http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/Products/ccce/mx/index.html
以 上
|