当社はこのほど、インターネット時代の学校向け学習支援グループウェア「ES@SCHOOL」(イーエス・アット・スクール)を開発し、4月11日より販売を開始いたします。
小学校・中学校・高校では、政府のミレニアムプロジェクトによる校内LAN整備事業、2001年の実現を目指す全学校からのインターネット接続、さらに、今年度から順次実施される新学習指導要領での「総合的な学習の時間」におけるコンピュータの積極的な活用等、「教育の情報化」が急速に進んでいます。
「ES@SCHOOL」は、コミュニケーションシステムと、マルチメディアデータの素材や作品を蓄積し、活用するためのデータベースシステムを提供します。 これにより、児童・生徒は簡単な操作性で、電子メール、電子掲示板、電子会議室の利用やホームページの作成ができ、コミュニケーション能力と情報活用実践力の育成が図れます。また、インターネットを介して他の学校と連携でき、教育内容が拡がります。 さらに、これらの機能を容易にかつ効率よく管理運用するためのユーザ/資源管理機能、およびシステム全体の設計構築・運用を支援するサービスにより、先生に負担のかからない運用環境を提供します。
本製品は、児童・生徒の「学習支援」を実現するためのソフトウェアとして、当社の学校教育ソリューション「@SCHOOL(アット・スクール)」の中核製品に位置付けられます。
【価格(税別)】
60万円[学校用サーバシステム+学校用クライアントシステム(25台ライセンス)]から
【出荷開始】
平成12年6月上旬
【販売対象】
小学校〜高等学校、教育センター、教育委員会
【販売目標】
今後1年間で2,000システム
【「ES@SCHOOL」の特長】
本製品は、教育分野で豊富な実績とノウハウを有する当社が、学校での学習環境を十分に考慮し、インターネット技術をベースに開発した学習支援グループウェアです。
- 児童・生徒に個人、グループごとの最適な学習環境を提供
個人やグループごとの学習データ/ホームページデータをサーバで一括管理することにより、児童・生徒は校内のどのパソコンでも利用することができ、1台のパソコンを多人数で利用するという学校特有の学習環境を実現できます。
- 簡単操作、安心運用
児童・生徒にもわかりやすい容易な操作性により、作品の作成、データベースの検索や登録、メールの送受信ができます。また、個人毎・グループ毎にあるディスク領域は、他の児童・生徒が故意にまたは誤って読み書きしないように設定することで安心して利用できます。運用管理をする先生には、ユーザ/資源管理の負担を最小限にする仕組みを用意しています。
- 教育システムとしての拡張性を配慮
<段階的活用レベルに応じた拡張性>
- ひらがな中心の表記と漢字交じりの一般表記を選択できるなど、児童・生徒の成長段階に合わせたユーザインタフェースや作成ツールを用意しています。
- ユーザ/資源管理を必要としない即時運用から、児童・生徒の個人名・グループ名を設定し、年度末の進級時にもデータを継続的に利用できる本格的運用まで、活用レベルに応じた拡張性を備えています。
<利用範囲に応じた拡張性>
教室内や学校内でネットワーク運用できる「ES@SCHOOL学校システム」と地域のネットワークセンタ(教育センタ、教育研究所等)に導入する「ES@SCHOOLセンタシステム」を提供します。学校とセンタを連携させることで、学校内から地域イントラネット・インターネットまでを、同一の操作、同一のソフトで利用することができます。これにより、他校との交流学習や共同学習にも活用できます。
以 上
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