沖電気・富士通が共同出資により移動通信システム新会社を設立
沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正 以下:沖電気)と富士通株式会社(社長:秋草直之:以下富士通)は、このたびIMT-2000(International Mobile Telecommunications 2000)を主体とした移動通信システムのハードウェア・ソフトウェアの開発を行なう共同出資会社「株式会社 モバイルテクノ」を設立致しました。
沖電気と富士通は共同でDDI殿/IDO殿向けcdma2000実験システムの基地局開発を行ない、お客様からご好評をいただきました。今後IMT-2000ワールドの構築に向け、国内はもとより海外市場へのグローバル展開を行なうにあたり、共同開発によるスピードアップと効率化を狙い新会社を設立致しました。
今回の協業を核に沖電気・富士通両社による更なる移動体ビジネスの協業拡大の可能性を今後も協議してまいります。
事業概要
新会社は、今後大きな発展が期待される次世代移動通信システム市場をターゲットに、企画・分析・設計・研究開発を行ないます。
当面IMT-2000の基地局を中心としたインフラ開発からスタートいたしますが、移動通信システムのあらゆる領域の開発も対象といたします。今後数年間は IMT-2000のサービスインに向けた商用開発、および高性能化とメニュー化等に注力し、その後はIMT-2000からの派生システム、例えば事業者向けワイヤレス通信システムやWLL(ワイヤレス・ローカル・ループ)システム等も開発いたします。
新会社の概要
社名 | : |
株式会社モバイルテクノ 英文名称:Mobile Techno Corp.
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業務内容 | : | 移動通信システムの開発 |
所在地 | : |
川崎市中原区(沖電線株式会社社屋) |
資本金 | : |
2億円(沖電気:65%、富士通:35%) |
設立日 | : | 2000年1月19日 |
社長 | : | 杉原 秀雄(現 株式会社 沖コムテック 取締役) |
社員数 | : | 約80名 |
[御参考]
用語解説
IMT-2000 |
:第3世代移動通信で、世界標準方式の下2001年にサービス開始予定のもの
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cdma2000: |
IMT-2000の世界標準方式の一つで、現在日本でもサービスされている米国方式cdmaOneの後継方式
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W-CDMA: |
IMT-2000の世界標準方式の一つで、日本およびヨーロッパより提案された方式
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