平成11年10月28日
富士通日立プラズマディスプレイ株式会社

PDP量産工場の第二棟建設について

当社(略称:FHP)はこのほど、今後のPDP(プラズマディスプレイパネル)市場の拡大に備え、現在、PDPの量産を行っている九州エフエイチピー株式会社(宮崎県国富町、FHP100%出資子会社)に第二棟の建設を行うことを決定いたしました。

当社は、2000年末から開始されるBSデジタル放送によって拡大するデジタルテレビの市場では、PDPが持つ大画面・薄型・軽量・デジタル駆動という特長が最適であると考えています。さらに、2000年のシドニーオリンピック、2002年のサッカーワールドカップ日韓共催が、需要の拡大を後押しするものと予想しております。
また、インターネットの普及等に代表されるデジタル化の波は、公共の場や企業だけではなく、一般家庭でも大型ディスプレイへの需要を促進するものと期待しております。

当社は、現在、九州エフエイチピー株式会社で、月産1万台のラインを稼働させておりますが、市場の拡大に対応できる生産体制を整えるため、本格的な量産工場を新たに構築することを決定いたしました。
新工場の概要は以下の通りです。

・工場所在地: 宮崎県東諸県郡国富町田尻1815
九州エフエイチピー(株)内
・着工時期:1999年11月
・稼働時期:2000年10月より
・工場面積:約56,000m2
・生産能力: 60,000台/月(42インチ換算)
・投資額予定: 約450億円(建屋を含む総額)
・生産品目: ALIS方式による高品位テレビ用PDP・情報表示用PDP等
新工場では、昨年8月より富士通株式会社と株式会社日立製作所で行ってきた共同開発の成果を取り入れるとともに、現行の生産ラインで培ったノウハウを活用することによって、現行ラインに比べて生産性を3倍以上向上させ、コスト競争力を高めます。また、新工場は、
等地球環境に配慮した設計といたします。

以 上

<富士通日立プラズマディスプレイ株式会社の概要>
・設 立: 1999年4月28日
(業務開始 1999年7月1日)
・資本金: 200億円
(富士通株式会社、株式会社日立製作所 各50%出資)
・社 長:桂田 透
・所在地: 神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1
かながわサイエンスパーク内
・従業員:約320名
<九州エフエイチピー株式会社の概要>
・設 立: 1999年6月18日
(業務開始 1999年7月1日)
・資本金: 4億5千万円
(富士通日立プラズマディスプレイ株式会社 100%出資)
・社 長: 佐藤 正之
(富士通日立プラズマディスプレイ 取締役)
・所在地:宮崎県東諸県郡国富町田尻1815
・従業員:約530名

以 上


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