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平成11年5月12日
富士通株式会社

次世代の文書処理システム「Meridio(*1)」新発売

〜 XML(*2)に対応し、情報管理・開示システムの構築が容易に 〜

当社はこのほど、文書を中心とした業務システムを構築・運用することで業務プロセスを改善する、文書処理システム(EDMS:Enterprise Document Management System)「Meridio(メリディオ)」を開発し、5月12日より販売を開始いたします。

近年、パーソナルコンピュータの普及によりビジネス環境が変化し、電子文書が急増しています。加えて、社会制度の変化により、行政情報の電子化・電子申請・電子文書の保存が行われ、情報公開法による政府の行政文書の公開や電子文書による企業情報の開示などが行われつつあります。一方で、知識表現である文書の管理と活用が、企業の戦略的経営の課題になっています。

このような状況と課題に応えるために、以下の機能からなる文書処理システム「Meridio」を提供します。

当製品の提供する機能により、業務文書と知識情報を管理するシステム、公文書情報の公開を行うシステム、特許・技術文書の管理システム、XMLによる商品の受発注システムや、企業情報の開示システムなどの構築が行えます。加えて、当製品の開発環境とサンプルプログラムを使用することにより、これらの業務プロセスの改善を行うシステム構築が、短期間で容易に行えます。

【価格、出荷時期】

「Meridio V1.0」(10ユーザライセンス付き) :300万円(税別)
「Meridio V1.0、 1ユーザ追加ライセンス」 :5万円(税別)
「Meridio V1.0、20ユーザ追加ライセンス」 :80万円(税別)
平成11年8月初旬より出荷します。
【販売目標】
今後3年間で、国内/海外を合わせて、1,000システムの販売を予定しています。
今後、「Meridio」に、文書を中心として業務の流れを電子化する本格的なワークフロー機能、イメージ処理機能、Webアプリケーションの構築環境などを順次追加してまいります。
加えて、「Meridio」を利用した文書処理システムの構築コンサルティングサービスも提供する予定です。

なお、「Meridio」の文書管理機能の一部は、平成11年3月31日に発表した、「@DISCLOSUREVISION(ディスクロージャービジョン)」のIRデータ支援パッケージ「IR-Station(TM) V1(アイアールステーション)」で使用しています。

【動作環境】

【Meridioの機能について】

  1. 多様な文書管理機能
    EDMSとしての多様な文書管理機能を備えています。 これにより、さまざま文書処理システム構築の要求に応えます。

  2. きめ細かなセキュリティ管理機能
    個々の文書やコンテナに対して、利用者/グループの読み取り/変更/管理などのアクセス権を設定することができ、きめ細かなセキュリティ管理が行えます。

  3. XML文書処理機能
    XML文書の登録時に、内容を自動的に解析し、文書属性を設定する機能を提供しています。検索のキーとなる文書属性を自動的に抽出するので、検索や管理が容易に行えます。

  4. 超高速日本語全文検索機能
    OASYS、Microsoft(R)Word、一太郎のような代表的なワードプロセッサ形式、テキストファイル、HTML文書、PDFファイル、Microsoft(R)Excelファイルなどの各種オフィス文書に対し、文書内に書かれたキーワードを指定するだけで欲しい文書が超高速に取り出せます。

  5. 運用管理機能
    文書の種別設定と属性定義が行えます。加えて、スケジューリング機能と文書のバックアップ/リストア機能を提供します。

  6. 文書業務システム構築の素材提供
    文書システムの構築に必要なActiveXコントロール部品群と、サンプルプログラムなどを用意しています。 これにより、システムを短期間に構築することができます。

【用語説明】

*1: Meridio
ギリシャ語で"共有"の意味。
*2: XML
eXtensible Markup Language、拡張可能なマーク付け言語。
*3: PDF
Portable Document Format、Adobe Systems社が開発した電子ドキュメントのフォーマット。
【商標について】

以上


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