[ PRESS RELEASE ]

1999-0090 平成11年5月10日 富士通株式会社

当社はこのほど、富士通ヴィエルエスアイ株式会社(本社:愛知県春日井市/社長:鹿島田秀夫)と共同で、リチウムイオン電池充電用ICとして、業界で初めて、充電電流の自動制御を可能にする動的充電に対応した、DC/DCコンバータIC「MB3874/75/76/77」の4製品を開発し、5月10日よりサンプル出荷いたします。

近年、ノートパソコンや携帯情報端末はリチウムイオン電池の採用率が高まり、ACアダプタには小型、軽量で、端末動作時でも急速充電可能な充電制御用ICが求められています。

従来の充電制御用ICでは、端末動作時と停止時にそれぞれ一定の電流を充電しており、動作時は端末の最大消費電力を考慮し、充電量を一定に制御していました。
これに対し、本製品は、業界で初めて動的制御充電に対応することにより、ACアダプタの電圧を常時監視し、その電圧に応じて必要な充電電流を供給できるので、端末動作時に効率的な充電が可能となり、充電時間が従来の1/3に短縮できます。
また、リチウムイオン電池の高効率化のために、本製品の出力電圧精度を基準値に対し、±0.8%を保証しており、効率良く充電できます。
さらに、ソフトスタート機能により、電源投入時の突入電流を抑え、誤動作を防ぎます。

新製品はリチウムイオン電池3セルまたは4セル、1パック充電または、2パック同時充電に対応しており、ほぼ全てのノートパソコンや携帯情報端末に対応しております。

電源制御用ICは、ノートパソコン、携帯情報端末をはじめ、様々な商品に必須であります。本製品は、今後も拡大が見込まれるノートパソコン、携帯情報端末市場の需要にお応えいたします。

【サンプル価格】	800円
【出荷時期】	サンプル	平成11年	5月10日より
	量産	平成11年 平成11年	6月より(MB3874/75) 7月より(MB3876/77)
【販売目標】	30万個/月(2000年下期)

• 添付資料

以 上