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1999-0068
平成11年3月31日
富士通株式会社

国内で初めて

企業のIR活動を支援するソリューション「@DISCLOSUREVISION」を体系化

〜財務データの取り込みから情報公開までシームレスな連携でスピーディーな経営を支援〜

当社はこのほど、企業のIR*1活動を総合的に支援するため、ソフトウェア、サービス、ハードウェア製品を組み合わせたソリューションを「@DISCLOSUREVISION」として国内で初めて体系化し、パッケージ2製品、サービス3製品を3月31日より提供いたします。
*1:IR(Investor Relations):投資家向け広報

金融ビッグバンや、2000年3月期からの国際会計基準の適用など、企業経営における環境の変化に伴い、企業から投資家へのタイムリーで適切な情報開示(ディスクロージャー)は、資金調達のために不可欠となり、経営戦略上の重要な課題となっています。また、昨年9月中間期より東京証券取引所で開始された決算短信の一部電子媒体での提出など、情報開示の電子化が進行し、IR活動におけるシステム導入の重要性はますます高まっています。

【「@DISCLOSUREVISION」の概要】

当社では、平成8年より本格的に自社のIR活動に取り組む一方、お客様自身の情報開示におけるシステム構築も数多く経験しております。これらで得た業務ノウハウとXML*2など最新の電子化技術を取り入れ、IR活動を総合的に支援する「@DISCLOSUREVISION」として体系化いたしました。
*2XML(eXtensible Markup Language):拡張可能なマーク付き言語
  1. 「IRソリューション」
    有価証券を発行する企業の情報開示業務を支援するソリューションです。法定開示情報作成の省力化から、ERPと連携した企業情報の統合的な管理まで、IRを中心とした業務をトータルにサポートします。
    (1) IRデータ支援パッケージ「IR-Station(TM) V1」 価格:300万円(税別)
    (2) 決算短信作成支援パッケージ「IR-TanshinStation(TM) V1」 価格:8万8千円(税別)
    (3)IRコンサルティング価格:個別見積り
    (4)IRシステム構築サービス価格:個別見積り
    (5)情報開示翻訳サービス価格:個別見積り

  2. 「Digital Disclosureソリューション」 価格:個別見積り
    開示情報の届け出先機関や、報道機関など情報サービス会社向けのディスクロージャーシステム構築用ソリューションです。

  3. 「Investorsソリューション」 価格:未定(1999年度末提供予定)
    個人投資家/機関投資家向けに、電子開示情報を簡単に再利用するためのソリューションです。

【販売目標】

「@DISCLOSUREVISION」全体で2002年までに150億円の販売を見込んでいます。
【「@DISCLOSUREVISION」新製品概要】
  1. IRデータ支援パッケージ「IR-Station (TM) V1」
    企業内の各部署に散在しているIRコンテンツ(有価証券報告書、決算短信、Annual Report等)をデータベース化し、一元管理します。さらに当社「GLOVIA」をはじめ各種ERPパッケージとの連携により、財務データの取り込みから情報公開までシームレスな連携が可能です。コンテンツは、XML文書、テキスト、各種ワープロ文書、イメージデータなどに対応し、標準装備の高速検索エンジンにより全文検索が可能です。

    【プラットフォーム】 Microsoft WindowsNT 4.0
    【必須ソフト】 Microsoft WindowsNT Server, Microsoft SQL Server
    【価格(税別)】 300万円
    【出荷時期】1999年6月予定

  2. 決算短信作成支援パッケージ「IR-TanshinStation(TM) V1」
    電子開示に対応した決算短信の作成を支援するパッケージです。IRデータ支援パッケージ「IR-Station(TM) V1」との連携機能を通じてERPからのデータの取り込みをサポートします。また、当社自動翻訳ソフト「ATLAS」(別売)と連携して海外向け決算短信の作成を支援します。

    【プラットフォーム】 Microsoft Windows95 またはMicrosoft Windows 98
    【必須ソフト】Microsoft Excel
    【価格(税別)】88,000円
    【出荷時期】 1999年5月予定

  3. IRコンサルティング
    IR活動への取り組みを自動診断するための簡易診断ツール
    「IR-ShindanStation(TM)」の活用を含め、IR活動に精通した当社コンサルタントや、IRコンサルティング会社などと連携したIR活動全般についてのコンサルティングサービスを提供します。

    【価格】 個別見積り
    【提供時期】 1999年4月予定

  4. IRシステム構築サービス
    「IR-TanshinStation(TM) V1」、「IR-Station(TM) V1」の適用支援を含めたIRシステムの設計/導入/構築支援を実施します。

    【価格】 個別見積り
    【提供時期】 1999年5月予定

  5. 情報開示翻訳サービス
    海外向けに有価証券報告書、決算短信などの開示情報を英文へ翻訳します。
    自動翻訳ソフトの利用に加えて、会計/金融英語に精通した米国BOWNE社との協調により、スピーディで正確な翻訳を実現します。

    【価格】 個別見積り
    【提供時期】 1999年6月予定

【当社のIR活動について】

平成8年7月 広報室にIRグループを設置し、本格的に活動を開始
平成9年11月 (社)日本インベスター・リレーションズ協議会(JIRA)より
「第2回IR優良企業」として表彰される。
平成10年10月 (社)日本証券アナリスト協会より「第4回ディスクロージャー優良企業」
として表彰される。
【BOWNE(バウン)社の概要】
世界最大規模の財務関連資料印刷会社
・本社
・売上
・CEO
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米国ニューヨーク州
847,566千ドル(98年度)
Robert M. Johnson(ロバート・M・ジョンソン)

以 上

*記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です 。
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。