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1999-0163
平成11年7月23日
富士通株式会社

東邦銀行と富士通が「融資業務支援システム」を共同開発!

-富士通は「@FINANCIALVISION」の一貫としてパッケージを販売開始-

東邦銀行(頭取:瀬谷俊雄)と富士通(社長:秋草直之)は、融資業務効率化と審査判断支援を中心とした「融資業務支援システム」の開発に平成10年4月より着手をしておりましたが、このほど、東邦銀行における同開発を通して構築されるシステムの富士通による販売を前提とした共同開発契約を締結いたしました。

現在、東邦銀行では、システムの基本設計を終え、行内制度の見直しをあわせて行い、平成12年4月の新システム稼動を目標としております。
当システムは、審査の際に必要な情報をサーバで一元管理することにより本店審査部・全営業店における情報共有化を実現し、稟議書・付属資料作成等の融資事務と審査判断業務の抜本的な効率化を実現する仕組みを提供するものです。
開発にあたっては情報システム部門のみならず審査部門も参画することにより、「稟議書作成」,「融資先情報管理」など複数サブシステムが同一の操作性で利用ができると同時に、各サブシステム間でのデータ連携機能を有した使いやすいシステムです。
また、昨今の最重要テーマである信用リスク管理を視野に入れ、周辺業務システムである自己査定システム,不動産担保評価管理システム等とのデータ連携も可能しております。

富士通では、東邦銀行にて開発した当システム,ノウハウをベースにパッケージ化を行い、平成11年8月より順次、他金融機関への販売をいたします。

  1. システム化のねらいと期待される効果
    激変する金融環境の下、東邦銀行では良質な資産形成と融資審査にかかる時間の短縮化による顧客満足度向上を命題として、融資事務省力化と審査体制強化・審査能力向上を目指すべく、システム化を推進中です。
    具体的には、負担のかかっていた稟議関連書類の作成や、散在していた審査に要する各種情報の一元管理をシステム的にサポートし業務を標準化することで、以下のような効果を期待しています。

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    正確な与信判断に基づく良質融資の積極展開
    審査事務の標準化/審査事務リスクの回避
    若年行員の審査能力の向上
    審査業務時間の短縮による顧客サービス向上
    与信先管理(信用リスク管理)の強化

  2. システムによる業務支援の内容
    ガイダンス方式を取り入れ取扱要領・規程をシステムがサポート、稟議事務の標準化を達成するものです。

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    融資稟議書作成支援
    案件進捗状況管理支援
    融資対象先情報の管理
    保証人情報管理
    行内信用格付業務支援
    財務情報管理支援
    取引状況管理支援
    保全管理支援
    商手支払人管理支援
    信用情報管理支援
    事務支援(ガイダンスメニュー)

  3. 「融資業務支援システム」の提供について
    東邦銀行にて開発中のシステムを、機能別にサブシステム化(稟議・格付・案件管理等)を推進するとともに、一部機能の追加をして、導入される金融機関のニーズに柔軟に対応できる製品として提供いたします。
    また、当システムは、導入される金融機関の個々の文化を取り込むことが必須となると考えますので、単なるパッケージの提供にとどまらず、現行事務の分析・パッケージ適用範囲の見極めをご支援するコンサルティングサービスとカスタマイズサービスもあわせて提供いたします。

【提供時期平成】
【販売目標】
【価 格】
【動作環境】

11年8月より(顧客開発工程にあわせて順次提供)
3年間 30システム
個別見積
サーバOS:Solaris/クラインアトOS:Windows NT

【商標】

Solarisは、米国)Sun Microsystems,Incの米国およびその他の国における登録商標です。
Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。