[ PRESS RELEASE ] |
![]() 1999-0011 平成11年1月22日 富士通株式会社 株式会社FFC |
富士通株式会社と株式会社FFC(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:沢 邦彦)は、HACCPトータルソリューションへの取り組みの第1弾として、食品製造現場向けパッケージ『HACCP運用支援システム』を共同開発し、1月22日より両社にて販売開始いたします。
当社は、平成6年上期より製造現場におけるソリューションとして、工程管理パッケージ「PROシリーズ」を提供しており、平成10年上期までの累計で6,000本の実績があります。これら従来のシステムとあわせて、今回、食品製造現場向けにHACCPトータルソリューションとして提供いたします。
HACCPとは、すでに欧米で法令化されている食品衛生の管理基準です。日本でも厚生省による法制化の動きや、食品関連企業自身もO-157対策等の自己防衛のため、導入機運が高まっており、食品製造現場では特に対応が必須となっております。
HACCPの実施にあたっては、食中毒や異物混入など、事故につながる原因を考える危害分析(HA)、危害の中で最も重要な重要管理点(CCP)の設定、その監視手順/基準を決定する上流フェーズと、監視手順/基準に従った作業を行い、その記録を残していく日々の運用フェーズがあります。
上流フェーズでは、米国で実績のあるHACCP上流支援ツールdoHACCP(*2)を活用し、作業の標準化と効率化を推進いたします。運用フェーズでは、製造/点検記録として重要管理点(CCP)の監視と記録保管が必須となります。現状、HACCPの運用は紙の記録により管理されており、記録入力/用紙回収/確認/保存(ファイリング)が全て手作業で行われます。これらの記録から、評価/トラブル対応を行う場合、個々の記録を人手により処理することになり、多大な作業が発生します。
本システムでは、HACCP管理方式に従った製造現場での記録入力から管理までの運用フェーズをHACCP対応記録管理システムとして標準化し、現場作業を支援し、効率的なHACCP運用を可能にします。
【価格(税別)】 | FHACCP | 基本(5クライアント) 追加使用権(10クライアント) |
100万円 50万円 |
【販売目標】 | 平成10年度(初年度) | 20本 |
【主な機能】
【今後の展開】
HACCPは食品メーカにとどまらず、食品に係わる全ての業態での対応が必要になってまいります。当社では、平成11年度上期中にも物流版、店舗版(小売、外食)のパッケージを開発し、提供を予定しております。【動作環境】
今後もHACCPへのトータル・ソリューション・プロバイダーとして、業界をリードするコンサルタント、設備機器・検知器メーカー、ゼネコン等との連携により展開いたします。
サーバ GRANPOWER5000シリーズ(Windows NT Server 4.0)
メモリ:128MB以上, データベース: ORACLE 8.0
クライアント FMVシリーズ (Windows 95/98)
(*1)HACCP | (Hazard Analysis and Critical Control Point system) :危害分析重要管理点(監視)方式 |
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(*2)doHACCP: |
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