[ PRESS RELEASE ] |
![]() 1999-0182 平成11年8月25日 富士通株式会社 |
中国では金融システムの近代化を進める「金カードプロジェクト」(*1)が急速に進展しつつあり、対応する金融POS端末を、これまでは、当社と常州国光電子総公司が共同で開発してきました。
これまでの関係をさらに発展させるべく、新会社設立について両社で検討を行ってきた結果、合弁会社設立で合意し、本日の調印式を迎える運びとなりました。
当社はかねてより中国全土でビジネスを展開しており、現在では、主要8都市に駐在員事務所を設置するとともに、通信・コンピュータ・電子デバイスの生産や研究開発拠点など16社を設置しています。
新会社「常州国光富士通金融電子系統有限公司」は、本年10月1日に設立、12月1日から業務を開始する予定です。常州地区から優秀な人材を採用し、当社の中国における金融端末の開発と製造の拠点として活動してまいります。
当面は金融POS、カ-ド機器製品の開発、製造、販売を事業の中核といたしますが、「金カードプロジェクト」関連機器の製品開発も推進していく予定です。
当社では、今後とも、中国での「金カードプロジェクト」の急速な発展を期待し、中国における電子工業の発展も支援してまいります。
(*1) | 金カードプロジェクト 江沢民国家主席が自ら提唱して1993年6月にスタートさせた、各種カードの応用システム事業である。特に、電子マネーの応用に注力している。 バンクカード事業の確立を手始めに、1997年9月には中国全土への展開に先駆けて12の省や市に実験的に開設した情報交換センターがスタートしている。 金カードにはバンクカードの応用以外に、電気通信、交通、医療保険、都市公共事業の管理など多種広範な分野でのカード応用システムが含まれる。 |
【新会社概要】
会社名称 : 常州国光富士通金融電子系統有限公司 英文 : CHANGZHOU GEG FUJITSU FINANCIAL SYSTEMS CO., LTD.
略称 GFFS所在地 : 中国江蘇省常州市 新区天安工業村B座 代表者 : 董事長 馬浩煕(常州国光電子総公司 副総経理) 従業員数 : 開業時60名程度を予定 設立 : 1999年10月1日(予定) 開業 : 1999年12月1日(予定) 資本金 : 300万USドル 出資比率 :
富士通
常州国光電子総公司40% 富士通(中国)有限公司を通して出資
60%業務内容 : 金融POSの開発、製造、販売
カード機器の開発、製造、販売
以 上