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1999-0178
平成11年8月17日
富士通株式会社

神戸製鋼所 機械カンパニー殿が
次期CADを3次元/2次元ハイブリットCADで統一

〜 富士通「ICAD/SX Mechanical PRO」を150セット導入 〜

当社にて開発・販売している3次元/2次元ハイブリット設計支援システム「ICAD/SX Mechanical PRO」が、このたび神戸製鋼所 機械カンパニー殿(以下、神戸製鋼殿)に全面採用され、実務運用が開始されました。本年度中に150セットの導入が予定されており、圧縮機、破砕機、ゴム・タイヤ機械など各種産業機械の設計へ適用されます。

近年、3次元CADシステムの適用範囲も広がり導入効果を上げている企業が増えています。しかし、3次元CADシステム導入による効率化には、適用業種・業務の選択や、適用方法などの見極めが必要です。

神戸製鋼殿では、次期CADシステムの検討にあたって、自社製品の特長・設計手法及び20年来に渡るCAD利用経験から、3次元CADのみでの適用は困難と考えられ、以下の2ステップの導入目標を掲げて、CADシステムの評価を行いました。


1998年春より、設計者を中心としたCAD委員会を設置し、数種類のCADパッケージに対し、第一ステップでは基本機能及び設計支援機能を、第二ステップでは設計の生産性を評価されました。その結果、ICAD/SX Mechanical PROは以下の3点において高い評価を獲得し、神戸製鋼殿次期CADシステムとして採用が決定しました。
  1. 35%の生産性向上(現状CADとのベンチマークテスト比較による予測)
  2. 2次元設計と3次元設計を場面に合わせて使い分け可能な3次元/2次元ハイブリット設計環境
  3. 機械設計を熟知した豊富な設計支援機能

特に、3次元/2次元ハイブリッド設計環境については、2次元設計の部分で生産性向上を実現できる点と、3次元適用効果を見極めながら適用範囲を徐々に拡大できる点が高く評価されました。

神戸製鋼所 機械カンパニー殿は、ICAD/SX Mechanical PROを最終的に200セット導入される予定で、関係・関連会社などを含めて500セット以上の導入が見込まれます。

「ICAD/SX Mechanical PRO」について

[概要]

当社が1978年より自主開発している3次元/2次元CADパッケージです。機械・装置など部品点数が多く複雑な製品の設計を支援することを特長としたCADシステムで、トヨタ自動車殿*1(生産技術部門)にも採用されております。
[特長]

[動作条件、価格]

以 上

*1 当社から「ICAD/SX」のOEM提供を受けたトヨタケーラム殿が「MicroCaelumII」としてトヨタ自動車殿へ納入されています。
「MicroCaelumII」は「ICAD/SX」にトヨタケーラム殿が「MicroCaelum」からの移行をスムーズに行えるデータ変換ツールや、トヨタ自動車殿における標準CADデータ交換フォーマットである「TDEX」トランスレータ等を加えたものです。

(商標)
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