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1999-0080
平成11年4月21日
富士通株式会社

モノクロ・プラズマディスプレイ事業を岡谷電機産業へ移管

当社はこのほど、モノクロ・プラズマディスプレイ(PDP)事業を岡谷電機産業株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長: 安部 正夫)へ移管することに同社と合意し、4月21日付けで譲渡契約を締結いたしました。

当社は、1970年代よりAC(交流)型モノクロ・プラズマディスプレイ事業を展開してまいりました。AC型ディスプレイは、高輝度・高視野角・長寿命という特長を持ち、券売機・自動改札などの駅務システムをはじめとする産業機器で、幅広くご利用いただいております。
また、モノクロPDP事業で培った技術をもとに大型カラーPDPの開発を進め、1995年に42型PDPを世界で初めて商品化しています。

今回、本事業を岡谷電機産業に移管することにより、当社ではモノクロPDP事業を終息させ、将来、大規模な市場に拡大することが見込まれている大型カラーPDP事業に専念し、先頃発表した(株)日立製作所との合弁会社「富士通日立プラズマディスプレイ株式会社」での共同事業に経営資源を集中させることができます。
また、岡谷電機産業では、従来よりDC(直流)方式のモノクロPDPを製造・販売してきましたが、今回の事業取得によりAC方式のPDPにまで業容を拡大することが可能となります。

今回の事業移管には、AC方式PDP技術供与および一部顧客むけ製品の代替生産・供給、および生産設備の一部移管を含みます。譲渡金額は、総計で約3,000万円になります。
今後、両社は技術移転等の作業を進め、本年10月を目処に、岡谷電機産業がAC方式モノクロPDPの出荷を開始する予定です。

以 上


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